...私は全く凡下(ぼんげ)な執着に駆られて齷齪(あくせく)する衆生(しゅじょう)の一人に過ぎない...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...そんなことでは縦令(たとい)お前がどれ程齷齪(あくせく)して進んで行こうとも...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...「俺(わ)しがこうして齷齪(あくせく)とこの年になるまで苦労しているのもおかしなことだが……」父の声は改まってしんみりとひとりごとのようになった...
有島武郎 「親子」
...朝暮(てうぼ)の營(いとな)みに齷齪(あくさく)たるもの...
泉鏡花 「花間文字」
...弁護士3・27米国の大統領リンカンがまだ田舎弁護士で齷齪(あくせく)してゐた頃...
薄田泣菫 「茶話」
...少しも近代生活の齷齪(あくせく)したさまがなく...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...むりに齷齪することはない...
豊島与志雄 「死ね!」
...そして齷齪(あくせく)と生活してる人々の悪口を言いながら...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...どうせ終りは死だから齷齪するだけ馬鹿げてる...
豊島与志雄 「生活について」
...くいしばった歯と齷齪した生活と疲れながら陰欝に光ってきた眼だけが残っている...
豊島与志雄 「微笑」
...我々は落付いた眼に笑を湛(たた)えて又齷齪(あくせく)と先へ進む事が出来ます...
「岡本一平著並画『探訪画趣』序」
...故意(わざ)と短い日を前へ押し出したがって齷齪(あくせく)する様子を見ると...
夏目漱石 「門」
...今日は久し振りで彼等が酔興に齷齪(あくせく)する様子を拝見しようかと考えて見たが...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...かく考えると齷齪(あくせく)として...
新渡戸稲造 「自警録」
...かうした余計なことに齷齪しなくなるだらう! ところで悪魔までが矢張りさうした見やう見真似に憂身をやつしてをる処を見るのは...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...裁縫やら子供の世話やらに齷齪(あくせく)することとなりたるぞ...
福田英子 「妾の半生涯」
...曰く今朝風日佳、北窓過二新雨一、謝レ客開二吾秩一、山妻来有レ叙、無レ禄須二衆眷一、八口豈独処、輪鞅不レ到レ門、饑寒恐自取、願少退二其鋭一、応接雑二媚一、吾病誰※鍼、吾骨天賦予、不レ然父母国、何必解二珪※一、今而勉齷齪、無三乃欺二君父一、去矣勿レ聒レ我、方与二古人一語、星巌集を読めば彼も亦屡々貧を歌へり...
山路愛山 「頼襄を論ず」
...愚かな日常の齷齪(あくせく)が...
吉川英治 「新書太閤記」
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