...何しろ塗山(とざん)の禹王廟(うおうびょう)にある石の鼎(かなえ)さえ枉(ま)げると云うのですからな...
芥川龍之介 「英雄の器」
...父と監督とが鼎座(かなえざ)になって彼の来るのを待っていた...
有島武郎 「親子」
...石鼎(せきてい)...
高浜虚子 「五百句」
...油鼎(ゆてい)に置くがいい」たくさんの鬼達がそれについて叫んだが...
田中貢太郎 「続黄梁」
...鎮江には王鼎の友達の一人がいたが...
田中貢太郎 「蘇生」
...現今でも頭に合わぬイズムの鼎をかぶって踊って...
寺田寅彦 「徒然草の鑑賞」
...今や自由黨は漸く閣下の内閣に向て鼎の輕重を問はむとするの意向を表現したるに非ずや...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...此等の篇が現存の毛公鼎や其他の金文に比すれば文從字順で讀み易い傾のあるのは即ちそれが爲めであると思ふ...
内藤湖南 「尚書稽疑」
...フランス国内は鼎の沸くが如くに乱れていた時...
野上豊一郎 「パリの地下牢」
...三人が三つ鼎(がなえ)になると奴は不意に...
長谷川時雨 「マダム貞奴」
...田付(たつけ)四郎兵衛景利(かげとし)の三人が鼎(かなえ)のかたちになって床几(しょうぎ)に掛け...
久生十蘭 「ひどい煙」
...光文社発行の雑誌「光(ひかり)」第四巻第七八号に「緑蔭鼎談」と題し...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...鼎斎の子竹亭、名は茂竜、字は子群、通称は徳弥が阿部侯正右(まさすけ)に仕へた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...鼎斎は画家福田半香(ふくだはんこう)の村松町(むらまつちょう)の家へ年始の礼に往って酒に酔(え)い...
森鴎外 「渋江抽斎」
...鼎(かなえ)のごとく沸いて...
吉川英治 「三国志」
...大きな鼎(かなえ)をすえさせた...
吉川英治 「三国志」
...油の鼎(かなえ)のようにして...
吉川英治 「三国志」
...三人鼎座(ていざ)のまま...
蘭郁二郎 「脳波操縦士」
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