...黙々として千古語らざれども...
石川啄木 「閑天地」
...車上に腕組して黙々と揺られてゆくその後影を見送って...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...上野の山を黙々として歩いていた省三は...
田中貢太郎 「水郷異聞」
...いろいろ訊ねてみたが、彼が黙々として、ストレーカの家へ帰りつくまで一言も発しなかった...
コナンドイル Conan Doyle 三上於莵吉訳 「白銀の失踪」
...そして夜は雪の消え残った裏通りを黙々として彷徨した...
豊島与志雄 「運命のままに」
...口は黙々としており...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...彼は黙々として書き続けた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...銭形の親分だよ」ガラッ八は後ろから黙々として来る平次を目で迎えました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そのときソバケーヴィッチは黙々として...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...黙々としてヨーロッパの天地を攪乱しているかのようであった...
横光利一 「ナポレオンと田虫」
...こっちの足どりにつれて黙々と...
吉川英治 「江戸三国志」
...黙々、仕事に精だしてはいるが、母の胸にも、劉備(りゅうび)の心にも、今日この頃の大地のように、希望の芽が生々と息づいていた...
吉川英治 「三国志」
...黙々と、次の茶を、土岐左近に与え、自分の掌(て)にも一碗を乗せた...
吉川英治 「私本太平記」
...その武者所への出仕を、高氏はここ一年ほど、黙々と、精励していた...
吉川英治 「私本太平記」
...……ですが家系は古く、三国時代の後漢(ごかん)の名臣、関羽(かんう)のただしい子孫にあたり、苗字(みょうじ)を関(かん)、名を勝(しょう)といい、よく兵書を読み、武技に長(た)け、黙々と、田舎警部(いなかけいぶ)を勤めてはいますが、もし彼に地位と礼を与えるなら、きっと天下のお役に立つにちがいありません」と、口を極めて、ほめたたえた...
吉川英治 「新・水滸伝」
...黙々と呼吸(いき)を整えながら...
蘭郁二郎 「夢鬼」
...三人は黙々と並んで這入った...
蘭郁二郎 「鱗粉」
...黙々として自分の任務を果たした...
和辻哲郎 「蝸牛の角」
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