「黒味」の意味
黒みがかった色
小説での「黒味」の使い方
...5黒味を帶びた緑は日の影を濃くして...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...晴朗(ぱつちり)とした黒味勝(くろみがち)の眼の底の...
石川啄木 「鳥影」
...ぱつちりとした黒味勝の眼の底の...
石川啄木 「鳥影」
...丸顏に黒味勝の眼が大きく...
石川啄木 「天鵞絨」
...どうやら餘所のに比べて少し黒味が勝つたやうに思はれる...
薄田泣菫 「旋風」
...青葉に黒味の強くなる比(ころ)のことで日中は暑かったが...
田中貢太郎 「立山の亡者宿」
...女は眼に黒味の多い女房であった...
田中貢太郎 「海嘯のあと」
...(夕) (朝)ぬた 味噌汁大根おろし 豆の煮たの菜葉汁 煮〆漬物 漬物(めずらしく精進料理)(川口在)黒味噌(赤にあらず)田舎には山羊を飼養している家が多い...
種田山頭火 「四国遍路日記」
...殆どおたがひの鼻と鼻とがくつつきさうな位置のまゝ房一はいやでも相手の黒味がかつた眼玉と向き合はなければならなかつた...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...又あの鼠を思はせるやうな黒味の拡がつた...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...喪服でもあるかのやうに黒味がゝつた裳をつけて...
田山花袋 「道綱の母」
...彼の面長の顔は黒味を帯びていたし...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「青玉の十字架」
...黒味がかかった眼で...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...黒味がかった青軸(あおじく)をほどよき距離に橋と渡して横に並べた...
夏目漱石 「文鳥」
...彼女の黒味がかった灰色の目は穏やかさとクリスチャンらしい忍従を表していた...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...一太空(そら)は一片(ぺん)の雲も宿(とど)めないが黒味渡ッて...
広津柳浪 「今戸心中」
...眼は黒味がかった青である...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「墓地へゆく道」
...繻子(じゆす)の黒味の落ちついた昔の帯をきゆうと締め...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
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