...目の前に上田富士の秀麗な姿...
石川欣一 「山を思う」
...あの綺麗首の代りにたてば...
泉鏡花 「活人形」
...その性(さが)の恐(おそろ)しときく荒神(あらがみ)も御氣色(みけしき)いとゞ麗(うる)はしく在(いま)すが如くおもほえて...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...侍女達は手に手に綺麗な燈を持って案内した...
田中貢太郎 「賈后と小吏」
...麗らかに照る午(ひる)さがりの冬の日を真正面に浴びた愛宕の山が金色に輝く大気の彼方にさながら藍霞のように遠く西の空に渡っている...
近松秋江 「黒髪」
...綺麗でさえあればよく...
豊島与志雄 「塩花」
...鸚鵡よりも綺麗な蝙蝠が窓に来て...
永井荷風 「来訪者」
...實際、私は整頓とか、整理とか、掃除とか、片附け事とか云ふ事には殆ど興奮さへ覺へて骨身を惜しまない人間で、普通の詞で云へば、綺麗好きとか、潔癖とか云ふのらしいが、どうも聊か病的で、下らぬ暇潰しになつて仕方がない...
南部修太郎 「自分の變態心理的經驗」
...かくばかりも麗はしくみがきあげた女性の指すつぽりとしたまつ白のほそながい指ぴあのの鍵盤をたたく指針をもて絹をぬふ仕事の指愛をもとめる肩によりそひながらわけても感じやすい皮膚のうへにかるく爪先をふれかるく爪でひつかきかるくしつかりと...
萩原朔太郎 「定本青猫」
...*2遠くこの妙なる麗わしの国から御身を眺めているのだ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...それでも奇麗になったわ」...
二葉亭四迷 「平凡」
...英吉利ぢやあこんな大きな綺麗な蛾はあんまり見ませんよ...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...漸く全身が水に洗はれた後のやうに清々として綺麗に頭の馬鹿な想ひが退散してしまつて...
牧野信一 「読書と生活」
...予のはじめこれを見て艶麗(えんれい)の感に堪へざりしは...
正岡子規 「俳句の初歩」
...花の沢山咲いた綺麗な街が...
宮本百合子 「明るい工場」
...(c)わたしはそんな壮大な・壮麗な・豪華な・快楽はのぞまない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...綺麗(きれい)サッパリと白状しちまうんだ...
夢野久作 「焦点を合せる」
...あの綺麗さに捉はれてゐる良人は...
横光利一 「悲しみの代價」
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