...肴(さかな)せんとて鹽肉團(サラメ)をさへ截(き)りてくれたり...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...鹽原は交通が不便な爲め今のところ二度と來るつもりはないから...
岩野泡鳴 「鹽原日記」
...鹽湯は珍しかつたので初めはみんな喜んで入つたけれども...
海野十三(佐野昌一) 「南太平洋科學風土記」
...男達の鹽辛声(しおからごえ)と...
江戸川乱歩 「踊る一寸法師」
...半月ほどたったある日(彼はその間一度も鹽原へ帰って来なかった)三谷や倭文子の泊っている同じ宿へ...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...口(くち)の中(うち)には鹽氣(しほけ)を覺(おぼ)えた...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六號室」
...其後スとシをそんなに間違へなくなつてからも『酢を持つて來て』といふと定つた樣に鹽を持つて來る...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...與其五穀魚鹽生焉とあるに依つても...
内藤湖南 「爾雅の新研究」
...そんだがお前(めえ)どんな鹽梅(あんべえ)なんでえ」「俺(お)らそれ程(ほど)でねえと思(おも)つて居(ゐ)たが三四日(さんよつか)横(よこ)に成(な)つた切(きり)でなあ...
長塚節 「土」
...俺(お)らまたこつちの家(うち)なんぞぢやどうえ鹽梅(あんべえ)だと思(おも)つて暫(しばら)く外(ほか)へも出(で)たことねえもんだから出(で)ても見(み)てえし...
長塚節 「土」
...其れから長い金山道を上つて、金山上のコマツ峰(みね)の鐵索の側に立つて、黒岩、鬼怒、臺倉(だいぐら)、帝釋(たいしやく)、田代、鹽原の山、女貌等を泌々と眺めた...
沼井鐵太郎 「黒岩山を探る」
...あれが鹽つ辛くなきア...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...今ぢや却(かへ)つていゝ鹽梅だと思つてゐますよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それは宜い鹽梅(あんべえ)だ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...暮の鹽鮭のやうに不景氣な爺さんだし...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...不足らしい顏もしない」「氣の毒だな」「鹽鮭見たいな親爺(おやぢ)の子をウジヤウジヤ拵(こしら)へたところで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...頭は胡麻鹽(ごましほ)の虫食い...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...命日に死者に供ふる飯を鹽氣なき土鍋もて炊ぐ...
南方熊楠 「鹽に關する迷信」
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