...高き石垣の上には鶯鳴けり...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...すぐ近くの笹の中では、藪鶯が一羽二羽、ここに絵筆走らす旅人ありとも知らで、ささ啼(な)きの声が忙(せわ)しない...
大下藤次郎 「白峰の麓」
...鶯(うぐいす)の百囀(ひゃくてん)が耳朶(じだ)をくすぐり...
太宰治 「竹青」
...花の木には鶯(うぐいす)のような小鳥が枝から枝を飛んでいた...
田中貢太郎 「山寺の怪」
...何でも上根岸八十二番とか思うていたが家々の門札に気を付けて見て行くうち前田の邸(やしき)と云うに行当(ゆきあた)ったので漱石師(そうせきし)に聞いた事を思い出して裏へ廻ると小さな小路(こうじ)で角に鶯横町(うぐいすよこちょう)と札が打ってある...
寺田寅彦 「根岸庵を訪う記」
...藪鶯氏よりも先きへ亡った...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...鶯谷は即このあたりをいふなるべし...
永井荷風 「礫川※[#「彳+淌のつくり」、第3水準1-84-33]※[#「彳+羊」、第3水準1-84-32]記」
...今朝始めて鶯(うぐいす)の鳴声を聞いたと話すと...
夏目漱石 「門」
......
野口雨情 「未刊童謡」
...一例として桜狩(さくらがり)美人の腹や減却す人間に鶯(うぐいす)鳴くや山桜人里離れた深山の奥...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...屋根の上が煙ったように明るくなるとすぐ鶯が啼き...
林芙美子 「生活」
...連歌二百年の間僅(わずか)に鶯のもろ声に鳴く蛙かな 紹巴の一句あるのみ...
正岡子規 「古池の句の弁」
...(「雁」だの「鶯」...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...鶯(うぐいす)もかぎつけて来るかもしれませんね」などと騒いでいる女房もあった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...鶯色の地に牡丹(ぼたん)を染めた羽二重と黒繻子(くろじゅす)の帯をしめて...
山本周五郎 「風流太平記」
...いくさやみぬ藪鶯も啼き出でよ栄太郎へ梅の戸へもと吉原の女客せい子へそして...
吉川英治 「紅梅の客」
...鶯谷(義貞の陣営所)へ来て吠ざくがいい」「さあ...
吉川英治 「私本太平記」
...鶯(うぐいす)を上げたいんだけど」「奥だろう...
吉川英治 「宮本武蔵」
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