...日本人は鶯に音楽を教へたといふことである...
芥川龍之介 「日本の女」
...私がいつか鶯谷で諸戸を見たのは...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...すぐ近くの笹の中では、藪鶯が一羽二羽、ここに絵筆走らす旅人ありとも知らで、ささ啼(な)きの声が忙(せわ)しない...
大下藤次郎 「白峰の麓」
...帯は白茶と鶯茶(うぐいすちゃ)の腹合わせをしていた...
田山花袋 「田舎教師」
...鶯横町も消えているのではないかという気がして心細くなって来た...
寺田寅彦 「子規自筆の根岸地図」
...歌ってる鶯(うぐいす)が多すぎ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...この鶯居は藩の一番家老の奥平弾正という人のことで...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...その主なるもののみを挙げるならば、東海散士柴四朗「佳人之奇遇」、「東洋之佳人」、矢野竜渓の「経国美談」、「浮城物語」、末広鉄腸の「雪中梅」、「花間鶯」、木下尚江の「良人の自白」、「火の柱」、内田魯庵の「社会百面相」等がある...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...キクやんが鶯笛を吹いとるだ...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...俳諧(はいかい)の宗匠で其月堂鶯谷(きげつだうあうこく)の裏口...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...心静かに木高い杉並辺には今なほ来鳴く武蔵野の冬の鶯を聞いてゐると鵠沼の松林がまぼろしに見える...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...時たま聞える鶯の声を耳にしながら...
牧野信一 「繰舟で往く家」
...なるほどその時往たことは往たが鶯(うぐいす)横町といふ立札の処まで来ると町幅が狭くて火の車が通らぬから引つ返した...
正岡子規 「墨汁一滴」
...鶯鳴かせた春もあるという婆さんだかんな...
三好十郎 「樹氷」
...一振りゆるゆる袖(そで)を反(かえ)す春鶯囀の一節を源氏も舞ったが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...この鶯が売れればおれたちは一生安楽にくらせるんだ...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...長袖の羽織も山繭織(やままゆおり)の鶯茶(うぐいすちゃ)の無地ですましている...
吉川英治 「上杉謙信」
...鶯谷の御隠殿(ごいんでん)ちかくへ来た...
吉川英治 「大岡越前」
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