...尾羽根(おばね)や鶏冠(とさか)をすり合せながら...
芥川龍之介 「神神の微笑」
...鶏冠(とさか)の焼いたのが一とうのごちそうでした...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「幸福のうわおいぐつ」
...矮鶏の鶏冠(とさか)の円いものなどうまく本当のように出来るものだというようなことを感じて見ていたことを微かに覚えている...
高村光太郎 「回想録」
...額(ひたい)にはくれないの鶏冠(とさか)も呆(あき)れるじゃないか...
太宰治 「新釈諸国噺」
...それをまた右にしては鶏冠山(けいかんざん)...
中里介山 「大菩薩峠」
...濃い紫と輝く黄色と鶏冠石の朱とに飾られて...
中谷宇吉郎 「天地創造の話」
...鶏冠山(けいかんざん)を下りるとき...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...特に好まれたのは、処方から見られるように、pachyderma cocos、ホオノキ、薄荷の葉抽出物、テンナンショウの根、tang-kui root(月経困難に)、甘草、クマの胆嚢、燃えた髪の毛、鶏冠石、辰砂、などである...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...鶏冠山砲台を、土台ぐるみ、むくむくっとでんぐりがえす処の、爆破力を持ったダイナマイトの威力だから、大きくもあろうか?主として、冬は川が涸れる...
葉山嘉樹 「坑夫の子」
...鶏冠を半分以上も剃り落してあるので...
久生十蘭 「春の山」
...旅順の東鶏冠山(ひがしけいかんざん)砲台にも...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...鶏一羽は捨てる処がないというけれども何処でも食べられるものかね」中川「ウム鶏冠(とさか)は上等の料理になり...
村井弦斎 「食道楽」
...蒙古かぜ大連を吹き海暗しかかる日人に別れんとする大石橋附近の娘娘廟の大祭旅順東鶏冠山砲台の廃墟に於ける一行(向つて左より西田君・伊藤君・晶子・寛)夜更けてホテルに帰り...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...海の霧旅順の山にひろがれば虚空にありぬ白玉(はくぎよく)の塔霧しろく鶏冠山をかき消しぬ軍(いくさ)のけぶり匍ひし世のごと咽(むせ)びつつ杜鵑(とけん)昼啼きこだましぬ鶏冠山のくづれたる廊(らう)かなしみて鶏冠山を下(くだ)りきぬ勝つこともまた傷ましきかな荒き霧旅順の口の岩かどを真白く消して我船を吹く伊藤眞吉...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...鶏冠(とさか)が生えているように見えているらしかった...
吉川英治 「三国志」
...山城の国鶏冠井(かえで)の法華堂(ほっけどう)にかくれ...
吉川英治 「私本太平記」
...鶏冠ないし畳まれた翼で広げると扇状...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
...鶏冠(とさか)に真っ赤に血を注いで戦いを挑み...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
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