...その血がてんでんに出鱈目の方向へ流れていたこと...
江戸川乱歩 「悪霊」
...出鱈目(でたらめ)を云っているものとは決して思われなかった...
妹尾韶夫 「凍るアラベスク」
...何の事やらこの世の大事の如(ごと)く騒いで汗も拭(ふ)かず矢鱈(やたら)にもみ合って...
太宰治 「新釈諸国噺」
...さんざ出鱈目(でたらめ)の説明聞かされて...
太宰治 「火の鳥」
...「茂ちゃん」「あい」「あんまり出鱈目(でたらめ)を歌ってはいけません...
中里介山 「大菩薩峠」
...何もわからない出鱈目(でたらめ)が書いてあるものとすれば...
中里介山 「大菩薩峠」
...このなあーんまいだんぶつの音律にはおのずから一定した節があって決して出鱈目(でたらめ)ではなかった...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...さうして其(その)落(お)ち付(つ)きの大部分(だいぶぶん)は矢鱈(やたら)に動(うご)かさない眼(め)の働(はた)らきから來(き)たとしか思(おも)はれなかつた...
夏目漱石 「門」
...「天然居士と云うなあやはり偶然童子のような戒名かね」と迷亭は不相変(あいかわらず)出鱈目(でたらめ)を云う...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...「あんなに本を買って矢鱈(やたら)に詰め込むものだから人から少しは学者だとか何とか云われるんですよ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...唯決して出鱈目なものではなく...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...女房を迎える暇もないような忙(せわ)しい遊蕩(ゆうとう)――そんな出鱈目(でたらめ)な遊びの揚句は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...出鱈目な人相見が当って...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...出鱈目(でたらめ)な事を言っちゃならねえ」平次は和助の白状を相手にもしません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ガラッ八がこう言った言葉も決して好い加減な出鱈目(でたらめ)ではなかったのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...あの子は嘘つきで出鱈目(でたらめ)ですから」お袖は美しい眉をひそめるのでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...誤謬と出鱈目が氾濫したるにも拘らず...
野村胡堂 「探偵小説と音楽」
...「西洋のものだから箱書はないさ」「いいものなんですか?」「さあね」日下部は陶器に関してだけは妻に出鱈目を云えなかった...
宮本百合子 「伊太利亜の古陶」
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