...鰹節(かつおぶし)の行者だろう...
泉鏡花 「歌行燈」
...三日流しの鰹船(かつおぶね)で二晩沖で泊ったっけよ...
泉鏡花 「海異記」
...何も鰹節を使つたといふ訳ではない...
薄田泣菫 「茶話」
...旅人をして初鰹を思ひ起さしめたとすると...
薄田泣菫 「独楽園」
...帰ってから用心に鰹節(かつおぶし)...
寺田寅彦 「震災日記より」
...母親のもとへとお歳暮のしるしにお弟子が持って来る砂糖袋や鰹節(かつぶし)なぞがそろそろ床(とこ)の間(ま)へ並び出した...
永井荷風 「すみだ川」
...鰹節(かつぶし)をかいたのも...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...仙台(せんだい)沖の鰹舟(かつおぶね)で鍛え上げた三上がともを押して...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...「鰹節」じゃない...
葉山嘉樹 「労働者の居ない船」
...顎十郎の見たところと鰹船の漁師の見たところと...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...田辺浜の内の浦などいう処は近年まで鮫毎度谷鰹てふ魚を谷海とて鹹水(かんすい)で満ちた細長き谷間へ追い込み漁利を与えた故今も鮫を神様...
南方熊楠 「十二支考」
...湯豆腐にするのでも何にするのでも葛を入れるのが一番です」妻君「その塩梅(あんばい)では餡の方にも好(よ)い事がありましょうね」お登和「餡は最初昆布(こぶ)と鰹節(かつぶし)で煎汁(にだし)をお拵えなさい...
村井弦斎 「食道楽」
...鰹節(かつぶし)の出しを沢山取って...
村井弦斎 「食道楽」
...小舟町(こぶねちょう)の鰹節問屋(かつおぶしどいや)新井屋半七(あらいやはんしち)というものに嫁していた...
森鴎外 「渋江抽斎」
...金華山(きんかざん)の沖でとれる鰹魚(かつお)は...
柳田國男 「日本の伝説」
...広い台所の天井には、例の鰹竿が十二、三本架けてあった...
山本笑月 「明治世相百話」
...酔っちゃいるがこの初鰹(はつがつお)は...
吉川英治 「剣難女難」
...鰹節の産地で、田子節というのは此処から出るのだと老人は説明した...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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