...旨いから蝦と鰤とを食ふのである(今日の鰤は特に旨かつた...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...赤海鰤魚(アカメダイ)...
高木敏雄 「比較神話学」
...――鰤のうまさ、うますぎる!(先日貰つた残り)午後は曇つて憂欝になつてゐるところへ、樹明君来庵、すぐ酒屋へ魚屋へ、Jさんも加はつて、第三回忘年会を開催した、酒は二升ある、下物はおばやけ、くぢら、ユカイだつた、おとなしく解散して、ほんにぐつすり寝た...
種田山頭火 「其中日記」
...主な収入は鰤(ぶり)であって...
中谷宇吉郎 「大謀網」
...鰯網(いわしあみ)か鰤網(ぶりあみ)か」「左傷(ひだりきず)の五右衞門が...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...栗のふくめ煮、鰤のてり燒き、外米に油揚を煮込んだ揚ご飯、こんなものでも仕出し屋からとれば、大變なつひえだと思つて、早苗はみんな自分でつくつて出した...
林芙美子 「風媒」
...ある先輩が経営することに決つた其鰤敷魚場は今月(十一月)から来年の六月迄房州の何某村(村名を今ちよいと失念した)で行はれる...
牧野信一 「来年は何をするか」
...一網に何萬と鯔(ぼら)が入つたの鰤(ぶり)が捕れたのと云ふけれど...
正宗白鳥 「入江のほとり」
...田辺の漁夫は大きさに準(よ)って鰤(ぶり)を「つはだ...
南方熊楠 「十二支考」
...二本の鰤くらゐある母親ゆづりの大腿部に...
室生犀星 「神のない子」
...ハマチすなわち鰤の大群と心得て...
柳田国男 「海上の道」
...北陸では鰤(ぶり)も同じ目途に供せられ...
柳田國男 「食料名彙」
...骰子(さい)の目に切った生鰤(ぶり)の脂肉(あぶらにく)の生姜(しょうが)醤油に漬けた奴を...
夢野久作 「近世快人伝」
...店の天井からブラ下っていた鰤の半身(かたみ)を引卸して...
夢野久作 「近世快人伝」
...貴様もこの鰤が喰いたいか」帰って来た相棒が割込んで来たのを仁三郎が慌てて押止めた...
夢野久作 「近世快人伝」
...これは春先から対州(たいしゅう)の沿岸を洗い初める暖流に乗って来た鰤の大群が...
夢野久作 「爆弾太平記」
...対州鰤をアトカタもなくタタキ付けた連中が...
夢野久作 「爆弾太平記」
...何しろ彼奴(きゃつ)等は対州鰤(たいしゅうぶり)時代に手厳しい体験を潜って来ているのだからね...
夢野久作 「爆弾太平記」
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