...舷(ふなばた)に鯔(ぼら)は飛ばないでも...
泉鏡花 「浮舟」
...鯔(ぼら)は飛ぶ...
泉鏡花 「歌行燈」
...美妙は鯔(いな)の背のように光ったベラベラ着物に角帯(かくおび)をキチンと締め...
内田魯庵 「美妙斎美妙」
...」鯔(ぼら)の煮附けとポーランド・ソースが出た...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...鯔(いな)の塩焼きなどがならべてあった...
徳田秋声 「新世帯」
...鯔の食える季節は...
豊島与志雄 「初秋海浜記」
...鱸、鯖、太刀魚、鯔、其他雑魚まで、数時間でバケツ四五杯はとれる...
豊島与志雄 「女人禁制」
...たまに鯔(ぼら)らしいのが水の上に跳ねるのを見れば...
中島敦 「環礁」
...たまに鯔(ぼら)らしいのが水の上に跳ねるのを見れば...
中島敦 「環礁」
...鯔(ぼら)は糸垂れてとる忍冬の花さきひさに鬼怒川にぼら釣る人の泛けそめし見ゆ即事鬼怒川の高瀬のぼり帆ふくかぜは樗の花を搖らがして吹く其二七月十一日といふより十日が程は全くくふ物を斷ちて水ばかり飲みて打ち過しけり...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...まるで鯔(ぼら)を焼くのと同じことだ...
原民喜 「小さな村」
...これが粋と鯔背の代表のような鮨売になっているんだから震いつきたくなるようないい姿...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...鯔(ぼら)など海魚を用ゐるは海国の故なり...
正岡子規 「墨汁一滴」
...一網に何万と鯔(ぼら)が入ったの鰤(ぶり)が捕れたのと言うけれどこの辺の内海じゃ魚の種が年年尽きるばかりだから...
正宗白鳥 「入江のほとり」
...一網に何萬と鯔(ぼら)が入つたの鰤(ぶり)が捕れたのと云ふけれど...
正宗白鳥 「入江のほとり」
...そうとするといまの鯔(ぼら)はいったいどうしたってんだろう?」「あれは呂宋兵衛が...
吉川英治 「神州天馬侠」
...みな潮焦(しおや)けのした顔に鯔(ぼら)のような眼を持って...
吉川英治 「新書太閤記」
...ひと盛(さか)り鯔(ぼら)が釣れる...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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