...色彩の鮮やかさに興趣を覚えてはいたのですが...
太宰治 「人間失格」
...殊(こと)にくっきりと鮮やかさを増しているように思われました...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...明晰な洞察力で問題の新しい方面へ切り込んで行く手際の鮮やかさに心を引かれる...
寺田寅彦 「レーリー卿(Lord Rayleigh)」
...青鯖(さば)色の水を切って走る朱の三角帆の鮮やかさが...
中島敦 「環礁」
...青鯖色の水を切つて走る朱の三角帆の鮮やかさが...
中島敦 「環礁」
...後の始末が出來なかつた爲だ」平次の解説の鮮やかさ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...新しい草々の芽の鮮やかさを想っては...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...その水際だった鮮やかさには敬服したものであった...
平林初之輔 「現下文壇と探偵小説」
...見る間に魚の山をとり崩して行く鮮やかさなどは観る者に息もつかせない花々しさである...
牧野信一 「村のストア派」
...何ともいえず見事な鮮やかさで浮上った...
宮本百合子 「伊太利亜の古陶」
...ほぼ似た鮮やかさであった...
室生犀星 「姫たちばな」
...(c)わたしは馬術の巧みさと鮮やかさにおいて...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...絶叫する彼の胸に咲く真紅の血の花の鮮やかさがうかんでくる...
山川方夫 「歪んだ窓」
...女客も「マァー」と鮮やかさに眼を見張る...
山中貞雄 「中村仲蔵」
...膝から延びた千鶴子の透明な足首に泛き出た毛細管の鮮やかさが...
横光利一 「旅愁」
...あの一旒(りゅう)の大将旗の鮮やかさが見えんか」「ははは...
吉川英治 「三国志」
...新樹のみどりの鮮やかさを語ったり...
吉川英治 「新書太閤記」
...潤いのある鮮やかさを見せる...
和辻哲郎 「樹の根」
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