...とまれかくまれ(せい)の字を知りて俗用(ぞくよう)には鮭(けい)の字を用ふべし...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...訥子は塩鮭の肉汁(スウプ)の外(ほか)に今一つ年の寄らぬ法を知つてゐる...
薄田泣菫 「茶話」
...鮭と節約との関係は別問題として...
寺田寅彦 「雑記(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...もちろん私に「收穫」や「鮭」の繪畫としての佳さ加減を他と比較したりする力はないのだから...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...塩物屋(しおものや)に鮭(さけ)の切身が...
夏目漱石 「野分」
...見ると彼の足の下には一切れ二銭三厘に相当する鮭の骨が泥だらけになって転がっている...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...物を食うにも鮭(さけ)でも鰌(どじょう)でもよい...
新渡戸稲造 「自警録」
...章魚と鹽鮭ぐらゐを見ただけである...
濱田耕作 「異國さかな雜談」
...鮭(さけ)のパン粉で揚げたのや...
林芙美子 「新版 放浪記」
...蚊鉤釣りといへば主として河鮭と河鱒を釣るのであるが...
平田禿木 「趣味としての読書」
...塩鮭をたきこんだ熱い握り飯がうまかつた...
牧野信一 「山を越えて」
...鮭の乾肉尽(ことごと)く喰ひつくして膳の上復(また)一物なし...
正岡子規 「明治卅三年十月十五日記事」
...尻尾を水引で結んだ鹽鮭などが...
水野仙子 「四十餘日」
...*タネリが指(ゆび)をくわいてはだしで小屋(こや)を出たときタネリのおっかさんは前の草はらで乾(かわ)かした鮭(さけ)の皮(かわ)を継(つ)ぎ合せて上着(うわぎ)をこさえていたのです...
宮沢賢治 「サガレンと八月」
...殊に豚、猪、雉、山鳥、鮭、鱒、(やまめ)の如き蛇類を食する者の肉は妊娠中決して食うべからず...
村井弦斎 「食道楽」
...鮭(さけ)でも鱒(ます)でも鯛(たい)でも鱸(すずき)でも何でも白い身の魚を湯煮るか蒸すかして冷めた処を前にあるマイナイスソースで和えてパンへ挟みます...
村井弦斎 「食道楽」
...鮭や鱒にも以前はこの貯藏方法が盛んであつたらしく...
柳田國男 「食料名彙」
...そこへ女中が薄切りのスモーキングの鮭を持って顕れ...
横光利一 「旅愁」
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