...鬱々(うつうつ)と松が茂つてゐる...
芥川龍之介 「日本の女」
...二つの陰鬱な物凄い...
レオニード・ニコラエヴィッチ・アンドレーエフ 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...怨嗟の声を一身に浴びる思いで鬱々としていたことも事実であった...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...鬱々と籠居の御様子でございましたが...
太宰治 「右大臣実朝」
...思い切り鬱憤(うっぷん)をはらした...
太宰治 「眉山」
...今は憂鬱(ゆううつ)に眉根(まゆね)を寄せて苦い薬を飲まされたような...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...彼女は陰鬱(いんうつ)な様子で窓を見つめた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...きっと陰鬱な影に蔽われたに違いない...
豊島与志雄 「慾」
...今度の鬱金木綿は当然...
中里介山 「大菩薩峠」
...巨人の頬髯のやうに攀援(はんえん)類の纏(まと)ひついた鬱蒼たる大榕樹の下迄来た時...
中島敦 「夾竹桃の家の女」
...その時東京へ帰つたが一層憂鬱病が募つて...
牧野信一 「毒気」
...松至て多く幽鬱の山なり...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...お客がない鬱晴らしに三次と世間話をしている...
山中貞雄 「恋と十手と巾着切」
...一層鬱ぎ込んだ...
夢野久作 「黒白ストーリー」
...鬱蒼とした樹木の下をこつこつと稀に歩く人影が黙りこくっている...
横光利一 「欧洲紀行」
...共に鬱気(うっき)をはらすがいい」と...
吉川英治 「三国志」
...それの鬱憤(うっぷん)はもちろん...
吉川英治 「私本太平記」
...そのための憂鬱だろうとさえ...
吉川英治 「新書太閤記」
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