...もう入梅の気構えの空が鬱陶(うっとう)しく...
谷崎潤一郎 「細雪」
...西だけしかあいていない陰鬱(いんうつ)な彼の書斎の畳に這(は)い拡がるなかにいて...
徳田秋声 「仮装人物」
...却(かえ)って肉体的の憂鬱(ゆううつ)を感じさせられる方が遙かに多かった...
富ノ沢麟太郎 「あめんちあ」
...すると彼は陰鬱(いんうつ)な顔付をしてもどって来た...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...先日の鬱憤もまだ消えずに残ってる所だった...
豊島与志雄 「変な男」
...鬱陶(うつたう)しい皺(しわ)を刻んで出て來ました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その詩情に本質してゐる孤獨な憂鬱の陰影とが僕の個性に近く接觸するものがあつたからだ...
萩原朔太郎 「永遠の詩人」
...怠惰の暦いくつかの季節はすぎもう憂鬱の櫻も白つぽく腐れてしまつた...
萩原朔太郎 「定本青猫」
...その性格にはドストイエフスキイのやうな破倫性と病理學的憂鬱性とがあり...
萩原朔太郎 「本質的な文學者」
...……彼女の過去は陰鬱な雲にとざされ...
久生十蘭 「金狼」
...大辻司郎来り、三十日にのまうと言ふ、憂鬱である...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...銀座にある「憂鬱」が...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...だが彼女達は所謂美人ではない――さう云ふには二人とも餘りに蒼白くて憂鬱である...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...生存苦の暗鬱でも...
牧野信一 「新興芸術派に就いての雑談」
...もう我慢が出来なくなつて最も手近かに居る生物に向つて鬱憤の拳を振ふわけなんだから...
牧野信一 「円卓子での話」
...少しも哭(な)かずに四辻に置くと鬱遮鳥が片付けて洲外に持ち去る...
南方熊楠 「十二支考」
...戯れかかることの多くなったことも玉鬘を憂鬱(ゆううつ)にした...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...その日から殆ど唖(おし)みたいに黙って暗鬱(あんうつ)になり...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索
- サッカー選手の本田圭佑さん: サッカー日本代表のW杯メンバー選出について言及し、同い年の長友佑都の5回目の出場を称賛した。 ⚽
- フィギュアスケート選手の島田麻央さん: エンゼルス戦で憧れの始球式を務める ⚾
- 野球選手の大谷翔平さん: 1イニングで2アウトを記録し、打撃でも活躍 💪
