...意合致心(がふちしん)の一角に高まり易いにも拘らず...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...次から次へと移りながら、消えてゆく音(おん)を捉へると同様に、散りゆく香気の翅を捉へて動きゆく、重なりゆく、高まりゆく、流れゆく幻想の画像をゑがくのだ...
大手拓次 「「香水の表情」に就いて」
...その末一段高まりて戸村牛岳となる...
大町桂月 「層雲峡より大雪山へ」
...人影の映り去りたる水温(ぬる)む三月十五日 「玉藻五句集(第五十四回)」経の声和し高まりつ花の寺三月十七日 玉藻俳句会...
高浜虚子 「六百句」
...始めは沖に高まりてやがて大地に打ちつけつ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...全体に反民主主義的な土用浪のような潮の高まりが...
中井正一 「地方文化運動報告」
...一方に高まりつつあるもの...
中井正一 「歴史の流れの中の図書館」
...とどこからか歔欷(すすりな)きが聞こえて来るので、おやと耳を澄ませると、時に高まり、時に低まりして、袋の中からでも聞こえて来るような声で断続した...
北條民雄 「いのちの初夜」
...高まりつつあるかを感じました...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 堀辰雄訳 「巴里の手紙」
...考えるだけでも心臓が高まります...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...国民の自覚の高まりつつあった時代であり...
三上義夫 「和算の社会的・芸術的特性について」
...ときに潮ざいは高まり...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...高まり高まって、もうテーマの発展の限りの刹那、彼は全曲のふるえるばかりなフィナーレの第一の音を響かせます...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...山と云うのも大袈裟だろうが、あの高まりでも、今まで話していたスフィンクスと己との間を隔てるには十分だ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...清と段々文化が高まり...
柳田国男 「故郷七十年」
...彼女の乳房(ちぶさ)の高まりが...
横光利一 「日輪」
...緊った乳房の高まりは勿論のこと...
横光利一 「旅愁」
...新しい方の説明不能な臭気が不愉快な程度にまで高まり...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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