...高がウイスキイの十杯や十五杯――」俊助は大井の手をとらないばかりにして...
芥川龍之介 「路上」
...ときどき領事館警察の特高が...
内山完造 「魯迅さん」
...標高があるだけに天気の悪いときはずいぶん寒い...
大島亮吉 「涸沢の岩小屋のある夜のこと」
...麦僊が牛耳を取つてるんでは高が知れたもんだて...
薄田泣菫 「茶話」
...お高がそっと立って耳をすましていたが...
田中貢太郎 「春心」
...それに自分のために世高が死んでいるのに...
田中貢太郎 「断橋奇聞」
...毎月相当の稼ぎ高があるとは云うものの...
谷崎潤一郎 「細雪」
...その宏壮な建築も(今なら高が知れていようが)当時の人目を聳(そばだ)たしめたものだった...
田山花袋 「日本橋附近」
...鳥の捕獲が盛んになればますます羽毛が安くなり使用高が次第に増して結局は鳥の種類が絶えるようになるだろうと云っている...
寺田寅彦 「話の種」
...雑誌や新聞に書き散らす雑文の原稿料だって高が知れたものだし...
豊島与志雄 「囚われ人」
...保高が、「妻君になら口があるんだが」と、云つてきてくれた...
直木三十五 「貧乏一期、二期、三期」
...つづいてちょうど星座とそれを構成する各(おのおの)の星にそれぞれ名があるように大きくは定石、布石、細かくは小桂馬(こげいま)しまり、大桂馬しまり、一間高(いっけんたか)がかり、二間高がかり、等、等、無数の名で呼ばれるそれぞれの場合場合の利害得失を考えていろいろな形に互の石が配置される...
中勘助 「独り碁」
...その貯金の高が四十ルーブル以上になっていた...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「外套」
...そして、かすかに眼蓋を開くと、あしもとの小川の水は眼ばゆく照り映えて、空のやうに澄んだ水底には、水カマキリやヤゴが物憂気に逼ひまはり、目高が飛び交ひ、アメンボウが水の表面を長い脚で可笑しく歩いてゐるのだ...
牧野信一 「ベツコウ蜂」
...片一方の役者の方は、これは高が、陰間(かげま)あがりの女形(おやま)...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...殊に二十圓といふ僅な金高が...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...これなる清高が代って...
吉川英治 「私本太平記」
...それこそ、主(あるじ)の信遠と見て、「その首を」と、経高が、傷手(いたで)もわすれて、よろ這いながら近づいて行くと、信遠の方から、「何奴(なにやつ)ッ」と、太刀をかぶって、向って来た...
吉川英治 「源頼朝」
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