...高々と舞ってあそんでいたが...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「リップ・ヴァン・ウィンクル」
...紺絣(こんがすり)の単衣(ひとへ)の裾を高々と端折り...
石川啄木 「赤痢」
...そうでなければ、高々、要するに社会は全体で個人(意識)は部分であるとか云うことが出来るに過ぎず、両者の関係は結局、全体と部分とかいうような空虚な隙だらけの容器に盛られて了う外はない...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...高々行動の主体としての身体でしかあり得ないだろう...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...それは高々宇宙論上の価値以上のものを持つことは出来ない...
戸坂潤 「物理的空間の成立まで」
...彼は高々数百フランくらいのはした金を持って町にやってきたという...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...しかも演説口調(くちょう)をもってあるいは高々に説明するにあらずして...
新渡戸稲造 「自警録」
...八五郎も高々と腕を拱(こまぬ)きました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...高々と右手が擧りました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...高々と水に張出した櫓を架(か)け...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...鞭を挙げて高々と叱咤します...
野村胡堂 「礫心中」
...偶々懐中の裕なるときとて高々濁酒の酔を買つて権現境内秋祭の一夜あはれにもいとしい猫と鼠の見世物など覗いて見るのが関の山の日夜なのであつた...
正岡容 「滝野川貧寒」
...子が十の時二つ上のお久美さんは最う沢山に延びた髪を桃割に結ってまるで膝切りの様な着物の袖を高々とくくり上げて男の子の様に家内の小用事をいそがしそうに立ち働いて居た...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...その馬前に高々と...
吉川英治 「上杉謙信」
...七十両、心得たと、金吾はよろこび勇んで紙入れを出しかけたが、どうして今日はかれ程な男が、こうも、たびたび血のあがったヘマを演じるのか、考えて見れば、屋敷を出た時に金子の用意などは無論していないので、紙入れを逆さに振ってみたところ、高々四、五枚の小判と一両に足らぬ小つぶがあるに過ぎないはず...
吉川英治 「江戸三国志」
...武松の両手に高々と差し上げられていたからである...
吉川英治 「新・水滸伝」
...高々と揺れていた...
吉川英治 「柳生月影抄」
...高々とそびえ立つ雪を戴いた途方もない山々の連なりが出現し...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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