...この大久保湖州と云ふ書生は確かに孔雀や猿を脱した一人前の脳髄を所有してゐる...
芥川龍之介 「大久保湖州」
...一人前以上の脳髄の所在を歴々と教へる指道標はない...
芥川龍之介 「大久保湖州」
...後の『小説神髄』はこれを秩序的に纏めたものだが...
内田魯庵 「明治の文学の開拓者」
...どこか人間の脳髄に似ている...
海野十三 「超人間X号」
...これがすなわち脳髄である...
丘浅次郎 「脳髄の進化」
...ついに人間固有の脳髄の形状をなすにいたるのである...
丘浅次郎 「脳髄の進化」
...発声映画の精髄をつかんだものだという気がする...
寺田寅彦 「映画雑感(4[#「4」はローマ数字、1-13-24])」
...そうしたアービトラリネスこそ正に自由意志の真髄だが...
戸坂潤 「思想としての文学」
...どうかすると彼が完全無欠の心髄を内にもっているかもしれず...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...人間は吾身が怖ろしい悪党であると云う事実を徹骨徹髄に感じた者でないと苦労人とは云えない...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...この心は太古からの無数の年月を経て漸次(ぜんじ)にこの人種の脳髄に発達して来たのだから...
シモン・ニューコム 黒岩涙香訳 「暗黒星」
...骨の髄まで浅薄な娘だとばかり思っていた槇子の胸に...
久生十蘭 「キャラコさん」
...その絵画は脳髄から去ろうとしなかった...
A. ブラックウッド A. Blackwood The Creative CAT 訳 「盗聴者」
...「は、は、虫けらめ!」と、法印、ニヤリとしたと思うと、左右から、撲りかかる二人の雲助の、耳たぶを両手で、ぐっとつかんだと思うと、――ガツン!と、思い切った、鉢合せ――目から火が出たような気がしたが、脳髄がジーンと、打ち割れもしたように覚えて、そのまま、二人とも、グタリと、つぶれてしまった...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...『華実年浪草』一上に引いた『髄脳抄』には才媛伊勢(いせ)が子の日の松を引き来ってその家に植えたのが大木となり存した...
南方熊楠 「十二支考」
...その『脳髄の罪悪史』のモノスゴサを見よ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...全世界の科学者の脳髄をドン底まで飜弄して来たモノスゴイ手品の種シカケは...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...しかしかくのごとく迷蒙を断じて仏の真髄を体得した場合に...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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