...しかし僕はO君と一しょに両国橋を渡りながら大川の向うに立ち並んだ無数のバラックを眺めた時には実際烈しい流転の相に驚かない訳(わけ)には行かなかった...
芥川龍之介 「本所両国」
...もはや常に見慣れているから少しも驚かないけれども...
井上円了 「おばけの正体」
...鉱毒問題に驚かないということがございますのです...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...価高きには驚かない...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...これから思うと例えば大雅堂(たいがどう)や高陽(こうよう)などの粗雑なような画が見る人を包み込む魔力を今更のように驚かないではいられない...
寺田寅彦 「帝展を見ざるの記」
...」そういう冗談をする者は、事変に驚かない...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...叱ってみたけれども驚かないで...
中里介山 「大菩薩峠」
...言葉を換(か)えて云うといかにして活きべきかの問題を解釈して、誰が何と云っても、自分の理想の方が、ずっと高いから、ちっとも動かない、驚かない、何だ人生の意義も理想もわからぬくせに、生意気を云うなと超然と構えるだけに腹ができていなければなりません...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...別に私も驚かない...
野村胡堂 「死の予告」
...何うして解つたんだ」「隱居の變死にも驚かない店中の者も...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...慣れつこになつて驚かないだよ」「今朝の騷ぎの時お鶴が離屋(はなれ)に迎へに來たのか」「いえ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...錢形平次も驚かないわけに行きません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ノラがここに居ても全然驚かない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...いかなる局に面するも驚かないのに...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...肉体的に不具畸形である人に行きあっても大して驚かないのに...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...驚かないばかりではありません...
吉川英治 「江戸三国志」
...驚かないような顔はしていられない彼である...
吉川英治 「新書太閤記」
...驚かない!という奇異な麻痺(まひ)であった...
吉川英治 「源頼朝」
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