「驅」の意味
馬を走らせる、追い払う
小説での「驅」の使い方
...この空しく寂しい心は彼を驅つて又古い日記帳を取出させた...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...猛烈なる自己嫌惡とに驅る...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...そは驅り集むる具なりとぞ...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...翌朝は朝風に車を驅つて先づ松葉屋を訪うた...
高濱虚子 「續俳諧師」
...アカイア兩軍の中に兵車を驅り進む...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...ちよいと待つて貰はうか」平次は飛鳥(ひてう)の如く驅(か)け拔けて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...さすがに此騷ぎに驅付けても...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...そのお仙に先驅(せんく)して...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...五六間追つ驅けましたが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...一寸の遑(ひま)もなく驅けて歩いて居た筈だ」徳右衞門は指を折つて數へて居るのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...八五郎は犬つころのやうに先に立つて驅け出しました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...蓋し皆進歩の大勢に驅られて爰に至りしものならずんばあらず...
原勝郎 「貢院の春」
...その女をそんな行爲にまで驅りやつた漠然とした動機は...
堀辰雄 「ヴェランダにて」
...初めに主人公となるべき筈であつた人物を驅逐して...
堀辰雄 「小説のことなど」
...人間の立場において虚榮を驅逐するための最高のものである...
三木清 「人生論ノート」
...勢こんでばたばたと診察室の方へ驅けて行つた...
水野仙子 「嘘をつく日」
...馬車馬の勢を以て驅け出すのだ...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...彼の挨拶を聞き流して私はとつとと掌を立てた樣な急坂を湯元温泉の方へ驅け降り始めた...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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