...騒がず」「墨西哥(メキシコ)の首都附近に...
海野十三 「空襲葬送曲」
...急がず騒がず大道を歩いてゆく心がけが肝要であります...
高浜虚子 「俳句の作りよう」
...濠端(ほりばた)の柳の下を急がず騒がずひいて行く老車夫の車が...
高浜虚子 「丸の内」
...門柱くらいに叫び騒がずして...
太宰治 「HUMAN LOST」
...どうか騒がずにいてくださいませ」「じっとしておるよ...
田中貢太郎 「参宮がえり」
...彼は遽(あわ)てず騒がず悠々と芝生を歩んで...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...それも微塵(みじん)騒がず...
中里介山 「大菩薩峠」
...「なんにしても、どちらを向いても百姓一揆(ひゃくしょういっき)てんで、たいした騒ぎでござんしたよ、その中をいいかげん胡麻(ごま)をすってトッパヒヤロをきめやして、首尾よく仰せつけ通りの胆吹の山寨(さんさい)へかけつけやして、例の青嵐の親分にお手紙のところをお手渡し申しますてえと、そこへもはや一揆が取詰めて来ようという形勢で、このままに捨てて置けば、この山寨は残らず占領の、家財雑具は挙げてそっくり盗賊のために掠奪てなことになりますから、さすがの胆吹御殿のつわもの共も顔色はございません、ところが、青嵐の親分とくるてえと、さすが親分は違ったもので、ちっとも騒がず、計略を以て一揆の大勢を物の見事に退却させてしまいました、全く軍師の仕事でげす、わが朝では楠木、唐(から)では諸葛孔明(しょかつこうめい)というところでござんしょう」手紙をひろげて立読みをしながら、がんりきの言葉を等分に耳に入れている不破の関守氏は、「御大相なことを言うなよ...
中里介山 「大菩薩峠」
...少しも騒がず手箪笥(てだんす)の中から一包(つつみ)の金(百円包のよし)を取出し与えますと...
服部之総 「蓮月焼」
...騒がず落ち着くよう訴えた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「四日白魔」
...ことに、伯山の、急かず騒がず、だれるばかりに噺を運んでいて、やがて終末へ近付くや、にわかに蘇ったような明快さでトントントンと捲し立て、アッといううちに一席読み終るその呼吸...
正岡容 「小説 圓朝」
...騒がずにいて下さい...
松本泰 「P丘の殺人事件」
...騒がず見下ろす老人...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...騒がずに、平馬の目の前に、この身を運んでゆかせたかったのだ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...私の心は少しも騒がず...
山本周五郎 「失蝶記」
...それを冷然と流し目に見た天川呉羽は、慌てず騒がず、内懐(うちふところ)に手を入れて、キラリと光るニッケルメッキ五連発の旧式ピストルを取出した...
夢野久作 「二重心臓」
...「――どうしたのじゃ、この道は、昨日もたしかに歩いたように覚えられるが?」二日も道に迷いながら、迫らず騒がず、まことに鷹揚なふところ手...
吉川英治 「江戸三国志」
...かかる中にも慌てず騒がず...
吉川英治 「三国志」
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