...生きた心地も無くただ泣きに泣いて駕籠(かご)に乗せられ...
太宰治 「新釈諸国噺」
...おしまいには昔話の仙人のように雲に駕(が)して山から山を飛び歩けそうな気がする...
寺田寅彦 「軽井沢」
...「駕屋、動くことならんぞ」と、一人が、刀を抜いた...
直木三十五 「南国太平記」
...兵馬も駕籠舁(かごかき)もそんな者にはいよいよ取合わないでいるうちに...
中里介山 「大菩薩峠」
...どうも見たような駕籠である...
中里介山 「大菩薩峠」
...「小うるさい奴等だ……久助どの、お前はお雪ちゃんを連れて、その一軒家とやらへ隠れておいで……馬も、駕籠も、近くへは寄らぬこと」馬から飛び下りて、右の手で野袴の裾をハタいて、それから笠の紐を取った竜之助の面(おもて)は例によって蒼白(あおじろ)い...
中里介山 「大菩薩峠」
...お角がぜひなく岡崎藩の美少年と相駕籠で...
中里介山 「大菩薩峠」
...迎ひの駕籠に搖られて行く道々...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...御都合できましたら次の日曜か月曜頃御来駕(らいが)を煩わし得れば幸に存じます...
野呂栄太郎 「平野義太郎宛書簡」
...芝居の殿様が乗ってくるような駕籠(かご)がつってあった...
山本禾太郎 「抱茗荷の説」
...お屋敷のお駕籠で...
吉川英治 「大岡越前」
...駕籠で、飛ばしてゆけよ」「は...
吉川英治 「大岡越前」
...大奥を出た将軍家の愛妾お通(みち)の方の駕は...
吉川英治 「剣難女難」
...別駕(べつが)の職についております...
吉川英治 「三国志」
...先帝の龍駕(りょうが)を奪うにも...
吉川英治 「私本太平記」
...その駕は?」二人はノソノソと歩き出した...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...で、騒がしいお上屋敷(かみやしき)よりは、この代々木荘なれば養生にもよし、人目にもつかぬであろうという、御当家のお取り計らいで、ちょうど、今日駕にのせて、ひそかにここへ移してまいる筈……...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...きかない気の老婆(としより)もあるものだ」お杉ばばは今、駕かきの一人が、何処からか駈け足で持ってきた竹柄杓(たけびしゃく)の水をごくりと一口飲んでいた...
吉川英治 「宮本武蔵」
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