...」断然として首を振つた太郎は、馬琴の膝から、半分腰を擡(もた)げながら、顋(あご)を少し前へ出すやうにして、「あのね...
芥川龍之介 「戯作三昧」
...馬琴は食わせ物でげす...
芥川龍之介 「戯作三昧」
...著者の馬琴があまり神経質にいろんな執筆上の注文を頻発するものですから...
上村松園 「幼き頃の想い出」
...今から四十年前に小説復刻の元祖たる南伝馬町(てんまちょう)の稗史(はいし)出版社に続いて馬琴の『俊寛僧都(しゅんかんそうず)島物語』や風来(ふうらい)の『六々部集』を覆刻したので読書界に知られた印刷所であった...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...馬琴に限らず風来(ふうらい)なぞも戯作に遊んだが作者の仲間附合はしなかったので...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...馬琴は二六時中、操觚(そうこ)に没頭するか読書に耽るかして殆んど机に向かったぎりで家人と世間咄一つせず、叱言をいう時のほかは余り口を利かなかったらしい...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...ただに馬琴の最大作であるのみならず...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...馬琴の名文を多く取入れて...
江見水蔭 「硯友社と文士劇」
...馬琴の性慾に対する考へは...
田山録弥 「西鶴小論」
...この記事を読んで私はまづ『必ずしも馬琴の勧善懲悪主義を以て...
田山録弥 「文壇一夕話」
...馬琴自身の自嘲の辞と思われる文句が『胡蝶物語』にある...
寺田寅彦 「西鶴と科学」
......
永井荷風 「江戸芸術論」
...滝沢馬琴流の小説をいうもので...
野村胡堂 「随筆銭形平次」
...殊に私はこの石碑を打眺めるたびに太だ好感情を禁じ得ないことは典山文慶のやうな世話物の妙手にこの企のあるは当時としても、貞山、馬琴、如燕、若燕、南龍のごとき「天保六花撰」をば未だ嘗て一とくさりだに高座で読んでゐない人々が共にこの建碑に出費してその名を列ねてゐると云ふ美事である...
正岡容 「下谷練塀小路」
...馬琴(ばきん)の『昔語質屋庫(むかしがたりしちやのくら)』二に...
南方熊楠 「十二支考」
...芥川龍之介が王朝の画匠や曲亭馬琴を主人公としてその作を書いたのは...
宮本百合子 「鴎外・芥川・菊池の歴史小説」
...侘びの加った晩年の馬琴の述懐として行燈とともに描き出されなければならなかったのだろうか...
宮本百合子 「鴎外・芥川・菊池の歴史小説」
...馬琴が筆力、能く蟇六を寫せるに、猶評を叙事の間にむことを免れざりしは、婦幼のために書を著すといふ志の卑きがためなり...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
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