...試しに味わってみて1人の旅客はそれが不愉快な香りのすることに気がつき...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...今宵は芝蘭(しらん)の鉢の香りゆかしき窓...
石川啄木 「渋民村より」
...かぐわしき洋酒と西洋煙草の香り漂う...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...ドアや鴨居や窓敷居がなくなってからすでに一世代になってもライラックはまだ生き生きと生(は)えていて春ごとに香りたかい花をひろげ...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...しかもこの香り高い文化の下に...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...枯れた花の香りのように...
R.W. チェンバース R.W. Chambers The Creative CAT 訳 「四風の街」
...パラチーノ丘の薔薇(ばら)の香りをもたらしていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...昼間はいい香りのする花を取りに出かけ...
豊島与志雄 「天狗の鼻」
...コーヒーの香りかビールの泡に身を任せておくべき処だ...
豊島与志雄 「女人禁制」
...蓮の花弁で巻いた香り高い煙草を...
豊島与志雄 「蓮」
...その果物のうちでもっとも香りの高い遠い国から来たレモンの露(つゆ)を搾(しぼ)って水に滴(したた)らして飲んだ...
夏目漱石 「ケーベル先生」
...あの草地の青々として香りの高いこと! また...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...いい香りの葉巻を吹かしながら...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...朝の十時頃になつて眠つたのだつたが香りの高いにほひにむされるやうな息苦しさに咽せて目を醒すと青野の冬子が枕元に坐つてゐた...
牧野信一 「鶴がゐた家」
...一つ一つの音が何ともいえない微妙な香りがいたしますし...
三浦環 「お蝶夫人」
...香りたかい草木の芽をあしらった鄙(ひな)びた午食をたべたりしたのち...
山本周五郎 「日本婦道記」
...くわりんの果の香りはわたしの感情と一緒にもうまた帰りさうにない...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...花の頬と香りの声で冬の日にも自然は歌つてゐる...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
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