...彼は首をふると、錆びついた火縄銃を肩にして、当惑と心配とで胸をつまらせながら、家の方に足を向けた...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「リップ・ヴァン・ウィンクル」
...革命党を殺すなんておもしれえもんだぜ」彼は首をふると...
魯迅 井上紅梅訳 「阿Q正伝」
...さながら龜の子の首をふる如し...
大町桂月 「冬の榛名山」
...腹まで水に漬(つか)る場所に来て、馬は鼻面でちよつと水にふれ、首をふる...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...「何んだかこうまるで夢のような気がしませんか」だがブラウンは首をふるばかりで唖者(おし)のように黙っていた...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「サレーダイン公爵の罪業」
...お母さんがどうするんじゃ?」すると克子が首をふるわせて大きく泣きじゃくりをし...
壺井栄 「赤いステッキ」
...あはれな臆病者は雌豹(めへう)の群に襲はれた驢馬のやうにおどおどして顔もあげずに縦横に首をふるばかりだつた...
中勘助 「銀の匙」
...最初はただ首をふるやうにみえるのがいつとはなしにほのかになり...
中勘助 「銀の匙」
...あわてて首をふる...
久生十蘭 「キャラコさん」
...「それは、いえないことになっていますの」ふうん、と鼻を鳴らしてから、「じゃ、あんたのお父さまは、何をなさる方?」キャラコさんが、首をふる...
久生十蘭 「キャラコさん」
...浮筏(ラドオ)がガクンと大きく首をふる...
久生十蘭 「キャラコさん」
...うん」と一度に首をふる...
平山千代子 「ハナとタマシヒ」
...」と強く首をふるのだつた...
水野葉舟 「かたくり」
...「いいや!」ヨハンは強く首をふる...
吉川英治 「江戸三国志」
...それを洩らすと首をふる卯木がいつも...
吉川英治 「私本太平記」
...どうじゃ、蛾次郎」「ふウん……」と、そこでかれの半信半疑(はんしんはんぎ)が、やおら、腕(うで)ぐみとなって、まじりまじりと落着(おちつ)かない目で、小文治(こぶんじ)と龍太郎の顔色を読み廻(まわ)して、「じゃア……」と相好(そうごう)をくずしかけたが、またにわかにするどくなって、首をふるように、「あかをいえ! だれが、くそ、そんなウマい策(て)にだまされやしねエぞ...
吉川英治 「神州天馬侠」
...遮那王は、首をふる...
吉川英治 「親鸞」
...「ちくしょうッ!」命がけの匕首をふるッて...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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