...夕餉の準備(したく)に急はしく立働いてゐた...
石川啄木 「天鵞絨」
...月の出を待つあいだに何処(どこ)かで夕餉(ゆうげ)をしたためておく必要があることを思って程(ほど)なく堤の上を街道の方へ引き返した...
谷崎潤一郎 「蘆刈」
...広い茶の室(ま)で晩飯の餉台(ちゃぶだい)に就いている細君も老人(としより)もそんな荷を持ち出したことに気がつかなかった...
徳田秋声 「足迹」
...そしてそれが出て行くとそこらを片着け多勢の手で夕飯の餉台(ちゃぶだい)とともにお櫃(はち)や皿小鉢(さらこばち)がこてこて並べられ...
徳田秋声 「縮図」
...餉台(ちやぶだい)も同じ材の一枚板であつた...
徳田秋声 「町の踊り場」
...そこに餉台をだして...
豊島与志雄 「古木」
...夕餉の後有楽座に徃き...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...簾(すだれ)捲上(まきあ)げし二階の窓に夕栄(ゆうばえ)の鱗雲(うろこぐも)打眺め夕河岸(ゆうがし)の小鰺(こあじ)売行く声聞きつけて俄(にわか)に夕餉(ゆうげ)の仕度待兼(まちかぬ)る心地するも町中なればこそ...
永井荷風 「矢はずぐさ」
...夕餉(ゆうげ)の膳に向った時などは...
中里介山 「大菩薩峠」
...火鉢と茶餉台(ちやぶだい)とが片寄せられ...
林芙美子 「浮雲」
...昼餉が済むと、いよいよ皆は出発の支度をした...
原民喜 「潮干狩」
...夕餉(ゆうげ)の食卓を囲んだ燈(あかり)の下で...
牧野信一 「鬼涙村」
......
三好達治 「故郷の花」
...午餉を早めに済ませて...
山本周五郎 「落ち梅記」
...夕餉(ゆうげ)のずっとあとで...
山本周五郎 「契りきぬ」
...夕餉が済むと、又五郎が「ちょっとでかけましょう」と云った...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...夕餉(ゆふげ)の支度するも倦(ものう)く...
夢野久作 「白くれない」
...夕餉(ゆうげ)の支度から...
吉川英治 「親鸞」
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