...「食えるかい、お前、膃肭獣(おっとせい)なんぞが?」お蓮は牧野にこう云われても、無理にちょいと口元へ、微笑を見せたばかりだった...
芥川龍之介 「奇怪な再会」
...「せめては遊びながら飯の食えるものだけでもこんなことを言わなければ罰(ばち)があたりますよ」彼も思わず皮肉になった...
有島武郎 「親子」
...そして宇宙線が食えるかどうかについて...
海野十三 「宇宙戦隊」
...飯も初めから十分に食える...
大杉栄 「獄中消息」
...メシだけは食える」「ドヤヒン(下宿料)は?」「払ってない」「そいじゃ...
高見順 「いやな感じ」
...どうしてでも食えるが...
直木三十五 「南国太平記」
...野生の草木で食えるものの種類を三十種も挙げて...
中里介山 「大菩薩峠」
...百姓にコミやられて土方で飯が食えるかい...
葉山嘉樹 「山谿に生くる人々」
...もし幽霊ならば本当に食える筈はない...
本田親二 「□本居士」
...しかしこの菌が食えると聞いたら...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...そしてその葉は食えば食えるとの事を聞いたが私はまだこれを試みた事がない...
牧野富太郎 「植物記」
...これは食える物だが日本では食わぬとの意をホノメカシていれど...
牧野富太郎 「植物記」
...ラムピオン(ホタルブクロの一種で根が食える)を抜くと...
南方熊楠 「十二支考」
...どうして芋が食える...
宮本百合子 「一連の非プロレタリア的作品」
...借金して食って行きながら仕事をして行くことも「食える」内なのだ...
三好十郎 「俳優への手紙」
...必要なら塩か味噌でもめしが食える...
山本周五郎 「季節のない街」
...いまじぶん鹿の肉が食えるものか」「いいえ...
山本周五郎 「山彦乙女」
...食えるもの、毒なもの、闇に置けば光るものなど、私には到底見分けもつかず名も覚えられないものであった...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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