...葉子は自分の五体が青空遠くかきさらわれて行くのを懸命に食い止めるためにふとんでも畳でも爪の立ち歯の立つものにしがみついた...
有島武郎 「或る女」
...北上する米軍を食い止める為に二箇大隊の将兵が急行し...
梅崎春生 「日の果て」
...やっと食い止めることが出来た...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...危ういところで食い止めたからよかったようなものの...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...この浮き足立った群衆を食い止めようとして...
谷譲次 「踊る地平線」
...どのみち食い止めようがない...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...一般に誰でも農村を離れて都会なり小都会なりへ出稼ぎするという一般的風潮や思潮を食い止めることが仕事になっているように見える...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...襲撃者らを食い止めながら...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...パッと食い止めて元へ戻して納まりました...
中里介山 「大菩薩峠」
...泥まみれになって必死に水を食い止めようとした人々の姿が...
中谷宇吉郎 「亡び行く国土」
...崩れた山は、何百貫、何千貫の巨岩や、尖ったのや、平ったいのや、砂や、土などに分散して、重なり合い、鉄道線路の掘鑿に一杯になって、土止めに残された岩塊を溢れ出て、報償道路の防塞でかろうじて、食い止めていた...
葉山嘉樹 「山谿に生くる人々」
...足で扉を食い止めたレーニは...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...かろうじて進行を食い止めていた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...途端です――その行き足を食い止めて...
吉川英治 「江戸三国志」
...ハッとして足を食い止めましたが...
吉川英治 「江戸三国志」
...裳(すそ)は何物かに食い止められて...
吉川英治 「剣難女難」
...新田勢を食い止めていよ」と...
吉川英治 「私本太平記」
...この盲滅法に走ってゆく馬と乗手を食い止めてやればよいのに...
吉川英治 「宮本武蔵」
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