...颯(さつ)と白雲(はくうん)の空(そら)に浮(う)いて...
泉鏡太郎 「飯坂ゆき」
...怪しきものの走るがごとく颯(さ)と暗くなった海に向けて...
泉鏡花 「婦系図」
...四月の末だというのに、湿気(しっき)を含んだ夜風が、さらさらと辻惑(つじまど)いに吹迷って、卯(う)の花を乱すばかり、颯(さっ)と、その看板の面(おもて)を渡った...
泉鏡花 「開扉一妖帖」
...颯爽(さっそう)と...
田中英光 「オリンポスの果実」
...婆サント颯子ト同伴...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...オ婆チャンノヨウニ綺麗デハゴザイマセンケレド」颯子ノ鮎ノ残骸ハ成ル程マコトニキタナラシイ...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...食堂ヘ出レバ颯子ノ顔ガ見ラレルカモ知レナイト思ッタノダガ...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...颯子夫人はその点によく注意して患者をみだりに興奮させたり...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...表面颯爽(さっそう)たる英姿の底に何となく一種の不安な感じ...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...石狩川の音が颯々(さあ/\)と響く...
徳冨蘆花 「熊の足跡」
...賄に擲(なぐ)られたなと調戯(からか)って苛(ひど)い目に逢(あ)ったので今にその颯爽(さっそう)たる姿を覚えている...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...娘は路地の中へ颯(さっ)と消えてしまいました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...いまや颯爽と肥桶運搬トラツクに跳び乘り...
長谷川時雨 「夏の夜」
...先頭に立つた滝本の何時にない颯爽たる様子が...
牧野信一 「南風譜」
...ほい/\/\! などゝいふ掛け声が如何ほど颯爽たる趣きであらうとも...
牧野信一 「剥製」
...颯つとばかりに荒波の中へ跳び込むやうに身を交して走り出た...
牧野信一 「冬物語」
...寧ろ颯爽とした長剣をふるつて...
牧野信一 「武者窓日記」
...颯爽と乗合自動車の乗客の一人となりました...
森律子 「三度會つた巡査」
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