...)新らしき一陣の殺気颯(さつ)と面を打つて...
石川啄木 「雲は天才である」
...松の梢(こずえ)は颯々(さつさつ)と...
泉鏡花 「瓜の涙」
...あんまり颯爽と歩いてゐるので...
太宰治 「青森」
...颯つと御自分を豹変なされてあつさり笑つてうなづき合ふ御様子は...
太宰治 「右大臣実朝」
...颯つと生気を恢復し...
太宰治 「清貧譚」
...ソンナラ颯子ニ聴イテ御覧ナサイ」「笑ウ人ガアリマスカ...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...スリッパヲ穿イテ来タ颯子ハ...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...「颯チャン」ト叫ンダ拍子ニ俄ニ自分ガ腕白盛リノ駄々ッ子ニ返ッテ止メドモナク泣キ喚キ出シ...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...婆サン、陸子、浄吉、颯子、四人ガホームニ迎イニ出テイル...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...「拵えたって無駄だわよ、どうせ夏になればお爺ちゃんは日中に戸外へなんぞ出られやしないわ、無駄な費用だから止めた方がいゝわ」と、颯子が云うと、浄吉が云った...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...芹沢はお松が潜(ひそ)んでいた方の襖(ふすま)を颯(さっ)とあける...
中里介山 「大菩薩峠」
...将軍の馬車の上に紫の旗が一流れ颯(さっ)となびくのが見えた...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...けれども亜米利加(アメリカ)人が往来を歩いた靴の儘(まま)で颯々(さっさつ)と上(あが)るから此方(こっち)も麻裏草履でその上に上(あがっ)た...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...川面の薄靄が颯々と消えて...
牧野信一 「夜見の巻」
...老人の姿たるや颯爽(さっそう)たるものであろう...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...仏壇の障子を颯(さっ)と左右に開いて二つの首級を指しながら...
夢野久作 「名君忠之」
...颯々(さっさつ)と水中を馳けるが如く一人泳いで先に岸へ着き...
吉川英治 「新・水滸伝」
...ふり顧(かえ)った彼の真(ま)っ向(こう)!颯然(さつぜん)と...
吉川英治 「増長天王」
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