...自分は『みちのくの平安城』と風雅な呼方をするのを好む...
石川啄木 「葬列」
...この富坂上の家というは満天星(どうだん)の生垣(いけがき)を繞(めぐ)らした頗(すこぶ)る風雅な構えで...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...梅の林のある風雅な裏門があつたりした...
田山録弥 「百日紅」
...風雅な潜門(くゞリもん)の家を...
永井荷風 「里の今昔」
...一つの風雅な文人趣味に考へられてゐるほどでもある...
萩原朔太郎 「詩に告別した室生犀星君へ」
...風雅な旅を続けることにしよう」こうなっては...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...『名園図鑑』にも載った風雅な茶庭で...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...これも確か明末の陳曼生といふ詩人の作――何も私がこんどの本にこんな風雅な印を用ひたのは深い意味があるわけではない...
堀辰雄 「我思古人」
...風雅な火桶に手をかざしていた...
正岡容 「圓太郎馬車」
...島の景色は風雅なものでせうぜ...
正宗白鳥 「避病院」
...風雅なことは絵に描いたようで...
三浦環 「お蝶夫人」
...静かにそうしたものの稽古(けいこ)をする間もなかった自分は風雅なことの端も知らないで人となった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...風雅な雑誌『みなおもしろ』を発行して同十四年まで...
山本笑月 「明治世相百話」
...――池の中で旗亭の風雅な姿は積み重なった洋傘のように歪(ゆが)んでいた...
横光利一 「上海」
...其一枚々々に樣々な風雅な文句が摺り付てある...
吉江喬松 「山岳美觀」
...古美術を愛する風雅な友は...
吉川英治 「折々の記」
...いっこう風雅などは...
吉川英治 「※[#「さんずい+鼾のへん」、第4水準2-79-37]かみ浪人」
...それにもまして風雅な歌人であった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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