...他の新聞には餘り類のない一種の秩序――官衙風な秩序があつた...
石川啄木 「菊池君」
...他の類のないやうな働き者を百数十人も...
宇野浩二 「思ひ出すままに」
...犯罪史上にまったく類のない新手で...
江戸川乱歩 「影男」
...比類のない努力の積み重ねが見られる...
大下宇陀児 「乱歩分析」
...それほどまでに雄の持つ比類のない敏感さは...
薄田泣菫 「独楽園」
...又は月輪殿)法然に対する信仰は殊に比類のないものであった...
中里介山 「法然行伝」
...我々の国語をして自ら世界歴史において他に類のない人生観...
西田幾多郎 「国語の自在性」
...所がら比類のない難工事であったことと...
野上豊一郎 「吹雪のユンクフラウ」
...類のない上品さです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...日本人には類のない白皙(はくせき)の面(おもて)にやや赤味を帯びた口髭(くちひげ)をはやしていた...
水上滝太郎 「大人の眼と子供の眼」
...皇子の類のない聡明(そうめい)さに帝はお驚きになることが多かった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...宮のお愛しになることも比類のない御孫であったが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...類のない体刑を加えたのを...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...類のない自由を保有している...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...たとえば弥勒二年というような類のない私年号なども...
柳田国男 「海上の道」
...――本田の家には類のない能なし...
山本周五郎 「七日七夜」
...斯様(かよう)な古今に類のないであろう事業……闇黒の中に絶世の美少女の仮死体を蘇生させるという...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...古今にちよつと類のない洗馬畫伯の永別を飾るものとしてまことにふさはしい葬儀であつたらう...
吉川英治 「折々の記」
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