...「鸚鵡啄残紅稲粒鳳凰棲老碧梧枝」と名詞の位置を顛倒(てんたう)しなければならぬ...
芥川龍之介 「芭蕉雑記」
...何時までも苦惱のうちに在つて何の慰藉もなく顛倒し惑亂し慟哭し絶叫してゐるのである...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...徳川顛覆(てんぷく)の場合にあらずして...
石河幹明 「瘠我慢の説」
...那翁三世が幕府の遣使栗本に兵力を貸そうと提議した顛末を夢物語風(ゆめものがたりふう)に書いたもので...
内田魯庵 「四十年前」
...その地方で浪費されてゐるにちがひない彼の愛慾の顛倒した姿を映し出してゐる...
武田麟太郎 「日本三文オペラ」
...それに何よりも気が顛倒(てんとう)していたので...
谷崎潤一郎 「細雪」
...いよいよ私は本氣に且つ自由に私のもろもろの意見のこの全般的顛覆に從事しよう...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...討入の顛末(てんまつ)を知らせるため...
直木三十五 「寺坂吉右衛門の逃亡」
...たちどころに内臓の全部を顛覆し...
中里介山 「大菩薩峠」
...其(その)顛末(てんまつ)を語(かた)つて聞(き)かした...
夏目漱石 「門」
...すっかり顛倒(てんとう)してしまって...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...唯もうこの事件に顛倒(てんだう)してしまつた人達の...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...マンがお京と逢った顛末(てんまつ)は...
火野葦平 「花と龍」
...この発見の驚きのほうが彼らを顛倒させたに相違ない...
牧逸馬 「運命のSOS」
...それできのうは思いがけず愉しき動顛をいたしました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...君にだけは顛末(てんまつ)を打ち明けて話してあるのだから...
森鴎外 「雁」
...顛覆(てんぷく)されてしまいますと...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...彼の顛倒(てんとう)した愕(おどろ)きぶりは察するに余りあるものがある...
吉川英治 「三国志」
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