...歌壇に偉人の顕れたと云うも...
伊藤左千夫 「正岡子規君」
...漕ぎ行く船のほとりに立ち顕れ...
小泉八雲 Lafcadio Hearn 戸川明三訳 「耳無芳一の話」
...緋の文字(もじ)をもて書いた様に顕れた...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...天の御国(みくに)の閾(しきみ)から小さな天使は顕れて...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集≪学校時代の詩≫」
...山陽をまつて初めて顕れたものではないが併しその性格なり閲歴なりから見ると...
中村憲吉 「頼杏坪先生」
...宛然自分の心がそこに顕れて物語っているように感じました...
宮本百合子 「大橋房子様へ」
...父は已に顕れた人物だから名字を録することを須(もち)ゐない...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...支那二十二朝を通じて顕れたる各種の思想は徳川氏の上半期に於て悉く日本に再現せり...
山路愛山 「頼襄を論ず」
...また顕れる千鶴子の顔は見る度びに笑顔を変えた...
横光利一 「旅愁」
...翻る度びに肩越しに閃めく真紀子の眼が青く光っては遠ざかりうっとりとした半眼でまた顕れる...
横光利一 「旅愁」
...その階調の中から顕れて来るように...
横光利一 「旅愁」
...絵画上の手法の乱れる徴が顕れているように感じられた...
横光利一 「旅愁」
...白く息を吐きながら遅れて顕れるといよいよ荷物の審査が始まった...
横光利一 「旅愁」
...痩せた眼の大きい美しい別の青年が後から顕れ...
横光利一 「旅愁」
...それも前日の苦心がただ夢に顕れたに過ぎぬ...
横光利一 「旅愁」
...いよいよ初めて顕れた緊張の仕方で矢代は礼をした...
横光利一 「旅愁」
...侯爵夫人が薄藤色の洋装でピアノの羽根の前を横切って顕れると...
横光利一 「旅愁」
...最後の客の東野が真紀子をつれて顕れたのはそのころである...
横光利一 「旅愁」
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