...廊下に上る石階の直ぐ左手に腰掛けてゐた四十四五の色の黒い眉尻の下つた一見区役所の雇と云つた風な顔付に稍々(やや)滑稽味のある顔をした男が...
伊藤野枝 「監獄挿話 面会人控所」
...」勝は相変らずきょとんとした顔付で...
犬田卯 「米」
...ガン人たちが真剣な顔付になって...
海野十三 「怪星ガン」
...興味ありげな顔付で...
海野十三 「鬼仏洞事件」
...さっきとはちがい、二人の顔付は、共にすこぶるいらいらしているように見えた...
海野十三 「大使館の始末機関」
...すまなかった」正造はもうそれで釈然とした顔付になって腰を下した...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...ふふんと云った顔付で身体を任してるこの小さな娘を...
豊島与志雄 「悪夢」
...顔付や足取りに現われていた...
豊島与志雄 「或る男の手記」
...僕はその時の君の顔付で...
豊島与志雄 「好意」
...頓狂な顔付をした...
豊島与志雄 「同胞」
...飛衛はこの顔付を一見すると感嘆(かんたん)して叫(さけ)んだ...
中島敦 「名人伝」
...感謝するよ」衣川は亢奮した顔付で清川の手を握った...
浜尾四郎 「正義」
...深刻めいた顔付の豆八は...
火野葦平 「花と龍」
...深い憤(いきどほり)を包むに苦しさうな顔付をすることが常であつた...
平出修 「瘢痕」
...お政は好い責(せめ)道具を視付(みつ)けたという顔付...
二葉亭四迷 「浮雲」
...まじめな顔付きをして...
エドガア・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「鐘塔の悪魔」
...とてもお預りしてはとこう……」「……」話の途中からだんだん柔和な顔付きを取り戻していっていた圓太郎が...
正岡容 「小説 圓朝」
...運命の神様のお力によって出来た事ばかりなのでございます」ハラムの顔付きがみるみるうちに...
夢野久作 「ココナットの実」
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