...)それから又石の牛の額へ銭を投げてのせることに苦心したことも思い出した...
芥川龍之介 「本所両国」
...額のなかには各自(てんで)にぐつと気取つた人達の顔が描(か)いてあつた...
薄田泣菫 「茶話」
...炎天に立出でて人またたきす会のたび花剪(き)る今日は額(がく)を剪る美しき蜘蛛居る薔薇(ばら)を剪りにけり黒ずんだ染(し)みが美くし孔雀草(くじゃくそう)七月三日土筆(つくし)会...
高浜虚子 「六百句」
...この額の写真とは...
竹久夢二 「街の子」
...その白い額からも...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...額全体に憂暗なものが漂っていて...
豊島与志雄 「女心の強ければ」
...額は筋立っていたが...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...自家用専門に本式自動車を持つとすれば税金だけでも年額五百円はかかる...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...すっかり禿(は)げ上がった前額をツルリと撫で上げました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...服の袖で額の汗を拭うと...
久生十蘭 「肌色の月」
...誰かが銃を額に押しつけた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...ピエル・フオンの古城の画を額ぶちに入れて...
牧野信一 「ピエル・フオン訪問記」
...露ふりそゝぐ額(ひたひ)眉(まゆ)...
正岡子規 「花枕」
...そこには何だか難かしい隷書の額がかかっていたので...
宮本百合子 「上林からの手紙」
...原稿料の額はちょっと言いにくいものであるが...
室生犀星 「われはうたえども やぶれかぶれ」
...誰かゞ乾いた額を手拭でふいたやうな...
マクシム・ゴルキイ Maksim Gorkii 森林太郎訳 「センツアマニ」
...凉軒は額を押えて棒立ちになり...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...そうしてその計算書のいちばん下には赤い字でそくばくの金額が書いてあったものさ...
山本周五郎 「陽気な客」
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