...女連のほうも頻りに頭を悩ましているのだったが...
モオパッサン 秋田滋訳 「寡婦」
...頻りにその感情を刺戟(しげき)した...
モオパッサン 秋田滋訳 「墓」
...畢竟するに馬琴が頻りに『水滸』の聖嘆評を難詰屡々(しばしば)するは『水滸』を借りて自ら弁明するのではあるまいか...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...と云って頻りに公使館へ遊びに来てくれと云われるのですが...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「消えた霊媒女」
...頻りに京都に通信を宛てているのを見ました...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「耳香水」
...頻りに泥をはねかす音と足掻(あが)く音がすると共に...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...急に勢がついた樣に頻りに笑つたりして居つた...
長塚節 「痍のあと」
...頻りに流れていた...
長谷川伸 「討たせてやらぬ敵討」
...一人はこの春さきの景色が煽情的だと云って頻りに嬉しさうに眺め廻した...
原民喜 「残雪」
...その側で何か頻りに啼声がした...
原民喜 「廃墟から」
...中澤君も近來頻りに感傷的な事を書いてゐましたが...
正宗白鳥 「輕井澤より」
...婆さんは私の風体を頻りに見上げ見下しして余程吹いた積りらしいのだが...
宮本百合子 「伊太利亜の古陶」
...頻りに口笛を吹く...
宮本百合子 「五月の空」
...膝の頻りに戰かれて立つに堪へねば...
森鴎外 「舞姫」
...頻りにぼくに話しかけ...
吉川英治 「折々の記」
...頻りに見惚(みと)れていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...頻りに武官の貴下と...
吉川英治 「新・水滸伝」
...この形勢を見て近隣のインド諸王は頻りに友交の手をのべて来た...
和辻哲郎 「鎖国」
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