...ふしぎな旅行に出発する事になる」と書いてあった――僕は頭からふとんをかぶってねてしまった...
海野十三 「海底都市」
...毛布を頭から引かぶってしまいました...
太宰治 「斜陽」
...彼女は頭から押っ被せた...
豊島与志雄 「人間繁栄」
...でも、最初のように、いきなり、ぶっつかることはなく、一応は礼儀をして、一本お稽古を願う態度を示したはいいが、その後のぶっつかり方は、相変らず乱暴極まるもので、頭から力ずくで、このこざかしい若武者をやっつけろ、という意気組み丸出しでかかって来るから、兵馬はおかしくもあり、それが一層こなし易(やす)くもあり、猛牛も、野牛も、野犬も、野あらしも、薪割りも、見る間にヘトヘトにしてしまい、入りかわり立ちかわり、瞬く間に三十人ばかりをこなしたが、こなす兵馬が疲れないで、入りかわり立ちかわり連がかえって、道具をつける時間を失い、あわてて兵馬に暫時の休戦を乞うの有様でしたから、兵馬は居合腰になって竹刀を立てたまま、暫く休息していました...
中里介山 「大菩薩峠」
...が持ち出すたんびに頭から撥(は)ねつけられるのみで……」「実はこの間見えた時も...
夏目漱石 「虞美人草」
...たいがい頭から好き嫌(きら)いという立場から判断する...
新渡戸稲造 「自警録」
...「何もかも見抜いても、多賀屋勘兵衛の悪巧みだけは見抜けなかったじゃないか」「何?」「言ってやろう、――その多賀屋勘兵衛は、今から十年前、死にかけている俺の父親を騙し、深切ごかしに、仲屋の身上をみんな取上げてしまった大悪党だ」「嘘だ」勘兵衛は不意に呶鳴(どな)りました、よく光る頭から、ポッポッと湯気が立っております...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...竿頭からテグスを掴むと...
葉山嘉樹 「氷雨」
...彼が化の皮をかぶった強盗であるという臆測には皆がみな頭から反対して...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...すぐに頭から布団の中へもぐりこんでしまいました...
平林初之輔 「アパートの殺人」
...頭からすつぽりと毛布を引き被つて安らかに無何有の境に達して鼾きをあげてゐる筈のGだつた...
牧野信一 「くもり日つゞき」
...耶蘇(ヤソ)教でも仏教でもただ頭から嫌いで仕方がなかった...
正岡子規 「病牀苦語」
...彼はお粂のものらしい黒ッぽい単衣(ひとえ)を頭から被(かぶ)っていて...
吉川英治 「江戸三国志」
...頭から脅(おど)しつけた...
吉川英治 「新書太閤記」
...頭から消えなかった...
吉川英治 「新書太閤記」
...四郎は身軽ないでたちに黒い布(ぬの)を頭から顔へ巻いて...
吉川英治 「親鸞」
...頭から信を措(お)かなかったが...
吉川英治 「源頼朝」
...なんとしても頭から払えなかった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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