「頒」の意味
分け与える
小説での「頒」の使い方
...ところが彼はその賞金の全部を幾らか手伝ってもらった友人たちに頒(わ)け与えてしまって...
石原純 「ラヴォアジエ」
...液体空気を頒(わ)けてさし上げましょう」そういって青谷技師は...
海野十三 「人間灰」
...諸臣(しよしん)にも頒賜(わかちたまふ)事年毎(としごと)の例(れい)なるよしなり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...喜びを頒つ家族のものは一人としていないのだった...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...」お神が窓から投(ほう)りこんでくれたお菓子を妹たちに頒(わ)け...
徳田秋声 「縮図」
...天朝より教書を開板して天下に頒示(はんじ)するに如(し)かずと...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...その販売・頒布・は統制されていても...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...それは親類のものに頒(わ)けてやる事になっているんだ...
永井荷風 「ひかげの花」
...ほかに日本ポリドールが数年前名曲鑑賞会からアマール・ヒンデミット四重奏団の演奏した「弦楽四重奏曲第二番」を頒布(はんぷ)したことがある(ポリドール四五一五七―六〇)...
野村胡堂 「楽聖物語」
...而してそれを歌に作つて読者に頒つのである...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...商品としては売られないで宣伝用として頒布されるやうな場合も予想できるので...
平林初之輔 「商品としての近代小説」
...煙草に関する禁令をも天下に頒った...
穂積陳重 「法窓夜話」
...その前に頒布会といふものをやりたいと云ひ...
牧野信一 「朝居の話」
...二人は頒けた新聞を黙って読んだ...
横光利一 「旅愁」
...一つかみずつ菓子を頒(わ)け与えた...
吉川英治 「新書太閤記」
...この布一端(いったん)ずつ頒(わ)けてつかわせ」と...
吉川英治 「新書太閤記」
...これを罹災(りさい)の民と貧民に頒(わ)けてやり...
吉川英治 「新・水滸伝」
...平家の門葉(もんよう)の端くれへ頒(わ)けられてしまうかも知れない――という疑心暗鬼(ぎしんあんき)も手つだってくる...
吉川英治 「親鸞」
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