...女だと母の愛情を以てそれらの頑是(ぐわんぜ)ない子供を取扱ふ事が出來るといふのである...
石川啄木 「葉書」
...まだ頑是(ぐわんぜ)ない子供の頃でした...
薄田泣菫 「茶話」
...頑是(がんぜ)ない時分におぼろげながら母を見た記憶があり...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...頑是(がんぜ)ない滋幹をたしなめるのと同じ口調で父をたしなめたりしたが...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...尤もこれがまだ頑是ない仔猫であつたら...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...頑是(がんぜ)ない私を膝(ひざ)の上に抱(だ)きながら...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...何かしらこの文句の中に頑是(がんぜ)ない幼童(ようどう)の心を感銘(かんめい)させるものがあったに違いない...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...頑是ない子供にからかったり...
豊島与志雄 「理想の女」
...こんな頑是(がんせ)のねえ子供や...
中里介山 「大菩薩峠」
...また唯一のあととり息子たるまだ頑是(がんぜ)ないこの拙者の耳に...
中里介山 「大菩薩峠」
......
中原中也 「在りし日の歌」
...同一なる言語を使用しても言う人は子供の頑是(がんぜ)なきところを述べんとの心なるに...
新渡戸稲造 「自警録」
...あの頑是ない太郎の寝顔を眺めながら置いて来るほどの心になりましたからは...
樋口一葉 「十三夜」
...あの頑是ない太郎の寢顏を眺めながら置いて來るほどの心になりましたからは...
樋口一葉 「十三夜」
...この国の頑是(がんぜ)ない土民たちであった...
吉川英治 「親鸞」
...そういう頑是ない土民には...
吉川英治 「親鸞」
...良人に残されて孤屋(こおく)を守る妻や――父を慕って夜泣きする頑是(がんぜ)ない子達や――年老いて子に先立たれてゆく親達や――「ああ...
吉川英治 「旗岡巡査」
...頑是のない子供心にも尚ほ且つこの母の他と異つて居る性質を何となく飽き足らず忌み嫌ふて居るのであるかと思ふと...
若山牧水 「一家」
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