...現代の資本主義組織が何(ど)の程度まで頑固なものであるか...
有島武郎 「私有農場から共産農団へ」
...詩人が農場の最も価値ある部分をたのしんだのちに立ち去るのを見たことがある――頑固な農夫は彼が二つ三つの野生の林檎を取ったのだとばかり思いこんでいるが...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...圭(けい)さんは呑気にして頑固なるもの...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...明かに強い決意と頑固な意思とを持った男だ...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...その腦が黒い膽汁からの頑固な蒸氣でかき亂されてゐて...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...それにかかわらず何とも名状の出来ぬ一種の清新な空気が画面に泛(ただよ)うている事は極端な頑固な人でない限りおそらく誰でも容易に観取する事が出来るだろう...
寺田寅彦 「津田青楓君の画と南画の芸術的価値」
...体の頑固な割りに...
徳田秋声 「足迹」
...生首と死体とが実に頑固な威嚇(いかく)をくり返しました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...聟(むこ)にも貰へなかつたのでございます」「――」頑固な父親らしい調子でかう始めました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...人間が頑固なので...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...なにを聞いても絶対に返事をしない頑固な沈黙を持続するようになったといわれるが...
久生十蘭 「カストリ侯実録」
...頑固な自負心によることだったが...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...彼は黒岩という世にも頑固な姓と...
平林初之輔 「黒岩涙香のこと」
...ハナァも初めの内はまつたく冷淡で頑固なものだつたが...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...自分は獨逸人の頑固なのは大嫌ひだが...
堀辰雄 「ハイネが何處かで」
...恐ろしく頑固な厳格な王様なんだもの...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...冬になれば頑固な石の暖炉(シユミネ)へ今でも荒木(あらき)を投げ込むので何処(どこ)を眺めても煤光(すゝびかり)に穢(きたな)く光つてゐる中へ...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...頑固な叔父貴が住んでいて...
吉川英治 「野槌の百」
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