...靴下を二十足の上持っちゃなら無えとかそんな法律は薬にし度くも無え...
有島武郎 「かんかん虫」
...土砂が靴の中に入らぬようにしながら...
石川欣一 「可愛い山」
...其の寝床は木靴で間に合ふ位でした...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...土つきし靴のいとしさや烏麥南からふいてくる暖かい風がネルのキモノの袖口をふく晩春初夏のころの郊外はまたなくうれしいものだ...
竹久夢二 「砂がき」
...煤竹(すすたけ)色の被布を着て痛そうに靴(くつ)を穿(は)いて居る白粉気も何もない女の容子(ようす)を...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...長靴をはかせたりしたものだ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...勿論(もちろん)服も頭巾(ずきん)も手袋も靴もすっかり防寒用のものを用いるのである...
中谷宇吉郎 「雪雑記」
...山羊仔(キッド)の靴を心持前へ出した...
夏目漱石 「虞美人草」
...穴のあいた白ズックの短靴など...
西尾正 「墓場」
...女帝の靴を持つといで...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...靴をぬぎはじめた...
フレデリック・ブウテ Frederic Boutet 森鴎外訳 「橋の下」
...あの高慢な靴屋だつて...
堀辰雄 「巣立ち」
...靴を挙げては降ろした...
牧野信一 「明るく・暗く」
...そろへて脱いだ長靴に掬ひ網が挿してあつた...
牧野信一 「沼辺より」
...すぐ背後に気忙しい小刻みの靴音が聞え...
松本泰 「日蔭の街」
...白靴の足のあげようにも...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...破れた靴が大き過ぎるので...
シュミットボン Willhelm Schmidt-Bonn 森鴎外訳 「鴉」
...木靴をはいている...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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