...舳(へさき)の方へ行っていなさい」中間こそ好い面の皮...
江見水蔭 「悪因縁の怨」
...お主(ぬし)の面の皮にも驚くぜ! 飛び上がれ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...さうして先生にお辞儀をして帰らうとしたら先生は「おまいはなかなか面の皮が厚いよ」といつて笑ひながら頭をひとつたたいた...
中勘助 「銀の匙」
...この面の皮をいったいどうしてくれるんだ」金助はこう言いながら...
中里介山 「大菩薩峠」
...赤銅色(しゃくどういろ)に黒ずんだ顔面の皮膚の下の筋肉は鋭いほどに引締っている...
中里介山 「大菩薩峠」
...女こそいゝ面の皮だわね...
長與善郎 「青銅の基督」
...「へッ、いい面の皮で、親分の言った通り、見事に担(かつ)がれましたよ」「守随(しゅずい)の若旦那は無事かい」「四日間あっしと狩屋(かりや)という浪人者と、店中の腕に覚えの手代たちが十何人で見張ったが、ろくな蚤(のみ)にもさされやしません」「手紙は三本だけか」「それが不思議なんで、いっこう業(わざ)をしないくせに、脅かしの手紙だけは、毎日一本ずつ五本まで来ましたよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...飛んだ面(つら)の皮で」「面の皮だけは餘計だよ」そんな事を言ひ乍ら...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...常に人を恐れ人に諛う者はしだいにこれに慣れ、その面の皮、鉄のごとくなりて、恥ずべきを恥じず、論ずべきを論ぜず、人をさえ見ればただ腰を屈するのみ...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...ヘン好い面の皮だ...
二葉亭四迷 「旅日記」
...その興奮の対象にされた日本太郎こそまことにいい面の皮だったともいえようし...
正岡容 「随筆 寄席囃子」
...面の皮を千枚張りにしてあやまるつもりで恐る恐る頭へ手をやって...
正岡容 「寄席」
...なんだ、……なんのためにあの野郎のことなんぞ云いだすんだ、ちぇっ、よしゃあがれ縁起でもねえ」「おれの云いてえのはそんなことじゃあねえ」彼はそれまで饒舌(しゃべ)ったことを打ち消すように、ゆらゆらと首を振り、するとよろめいて、よろめいたまま道を斜めに歩きながら呟いた、「――おれは天下の岸沢蝶太夫だ、女にかけたって人にひけはとりゃあしねえ、おぼこから年増まで、娘、かみさん、後家、くろうとの差別なく、これと眼をつけておれのものにならなかった女は、一人もいなかった、こっちからもちかけるまでもねえ、捌(さば)ききれなくてげっぷの出るほど向うからもちかけて来た、それが、……あの娘、おりうに限ってこんなことになるなんて、へっ、初めて逢ってからもうすぐ一年にもなろうってのに、手を握ったのが今日が初めて、おまけにいまいましいのはこっちがのぼせてることだ」彼は立停った、「なんだ」と彼は左右を見まわした、「仲次郎がどうしたってんだ、誰だ、仲次郎がどうしたってんだ」「へっ」と首を振って、彼はまた歩きだした、「小娘のくせにのぼせるな、今日まで手も握らなかったのはな、そっちが熱くなるのを見たかったからだ、それをなんでえ、ちょっと下へおりて、小部屋へ支度をするように云って、帰るともういねえ、へっ、いい面の皮だ、こっちは小部屋の支度を頼んだんだぜ、岸沢蝶太夫ともあろう者がさ、――お伴れさまはお帰り、土産の折詰にはなまで置いてある、いいざまだぜ」人の混雑する広小路を横切り、薬研堀(やげんぼり)から旗本の小屋敷のあいだを、住吉町のほうへぬけていった...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...その顔面の皮膚の下から見る見る現われて来た兇猛な青筋……残忍な感情を引き釣らせる筋肉……それは宛然(えんぜん)たる悪魔の相好であった...
夢野久作 「暗黒公使」
...似せ天か本天かわからぬやつにまで引つたくられるのだからいゝ面の皮だ...
横瀬夜雨 「天狗塚」
...犬養毅以上の面の皮で描くんぢやないか――などと云つてよく私をからかふ...
吉川英治 「折々の記」
...たいがいな面の皮の人でも...
吉川英治 「くせ」
...いい面の皮だ」ほうほうの態で...
吉川英治 「剣難女難」
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