...青ざめた顔をして...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「ナイチンゲール」
...もう一人の二宮少年は、あいつづいて起るおどろきの事件に、すっかり心臓を疲らせたと見え、ふだんのお喋(しゃべ)りがすっかり無口になって、青ざめた顔で、みんなのそばを離れまいとして、ふうふういいながらついてくる...
海野十三 「時計屋敷の秘密」
...青ざめた顔でおわびをいって...
江戸川乱歩 「奇面城の秘密」
...諸戸の青ざめた顔のうしろの薄暗い中に...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...青ざめた顔をしていました...
江戸川乱歩 「青銅の魔人」
...年齢(としのころ)三十あまりと見ゆる女白く青ざめたるに黒髪(くろかみ)をみだしかけ...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...一方に色の青ざめた...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...青ざめた唇を開くと...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...青ざめた血まみれの群集で...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...みればぐにやぐにやした心臟がくさりかかつてゐるらしいそれゆゑ哀しげな晩がたになると青ざめた海岸に坐つてゐてちら ちら ちら ちら とくさつた息をするのですよ...
萩原朔太郎 「蝶を夢む」
...硝子のぴかぴかするかなしい野外でどれも青ざめた紙のしやつぽをかぶりぞろぞろと蛇の卵のやうにつながつてくる さびしい囚人の群ではないか...
萩原朔太郎 「定本青猫」
...シイツのやうに青ざめた顏をしながら...
堀辰雄 「聖家族」
...青ざめた顔をキッと向けた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...警部補を一目見るなり青ざめた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...青ざめた顔をのぞき込んだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...労働階級の賃金の安さに青ざめた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...矢代は青ざめたままどしんと背を皮につけて静まると涙が両眼からこぼれ落ちた...
横光利一 「旅愁」
...病(やまひ)あがりの青ざめた顔を埋(うづ)めて下を向く若い男の太陽よ...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
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