...そいつを露骨に云わないで...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...ここでは一等露骨に...
戸坂潤 「科学論」
...社会科学程には露骨に又正確に...
戸坂潤 「技術の哲学」
...夫は単に政治的な評論を露骨に陣頭に押し出さなくなったというだけで...
戸坂潤 「思想としての文学」
...最も露骨に物語っている...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...それがかなり露骨にこの席で話が進みました...
中里介山 「大菩薩峠」
...興がさめるほど露骨に泣いているのですから...
中里介山 「大菩薩峠」
...露骨に言えば、思いの外の名門高家でも、今のうちに内々財産を処分して置きたがっているものも相当あることを、関守氏は疾(と)うに打算しているのみならず、その知識の限りでは、ドコにどういう名宝名品があって、それは買収が可能か不能かということまで、相当、当りをつけているのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...露骨に書かなければなりません...
夏目漱石 「創作家の態度」
...露骨に嫌な顔を見せて...
久生十蘭 「雲の小径」
...父も母も祖母も露骨に俺を忌嫌い...
久生十蘭 「湖畔」
...露骨に教会接収をはじめていますが...
久生十蘭 「ノア」
...その気持を露骨に出しながら...
本庄陸男 「石狩川」
...しかもそのにらみかたが、いかにも好戦的で、いかにもまともに目をさすようで、いかにも露骨に、やるところまでやろう、そして相手の視線をむりにもはずさせよう、というはらを見せたものだったので、アッシェンバッハは、ばつが悪くなって、身を転じると、さくにそって歩きはじめた――もうあの人間のことは気にしまい、とふと決心しながら...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...露骨に敵意をあらわした眼や...
吉川英治 「新書太閤記」
...露骨なら露骨に徹した猥行為の打ち明けばなしである程...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...露骨に恐怖と憎悪とを表した...
若杉鳥子 「ある遊郭での出来事」
...顔が人の存在にとっていかに中心的地位を持つかはここに露骨に示されている...
和辻哲郎 「面とペルソナ」
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