...自分の家からやや一町も離れた所まで来ると...
有島武郎 「星座」
...祖母の家からは西に六七里離れた処まで連れて来られて仕舞ひました...
伊藤野枝 「嫁泥棒譚」
...僕は いつ までも 君と 離れて ゐたく ない...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...娘の傍を離れずお通夜をいたしまして...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「妖影」
...「―――彼方は離れになっておりますせいか...
谷崎潤一郎 「細雪」
...あなたから少ししか離れてないところに...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...信子は啓介の側を離れた...
豊島与志雄 「二つの途」
...十一反の白帆が檣に引き揚げられると船はゆらり/\と岸を離れる...
長塚節 「佐渡が島」
...旦那の家の裏門から一丁も離れない鐘(かね)ガ淵(ふち)には...
中村地平 「南方郵信」
...「こんなに店とは離れてゐるんですもの...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...遊廓と芝居は離れない因縁をもっていて――歌舞伎の創業時代に遊女が小屋がけをしたことなどをいっていると...
長谷川時雨 「朱絃舎浜子」
...わざとその男達から離れて後の列車に乗つた...
林芙美子 「浮雲」
...いづれも狹隘なる壟斷から離れて普遍洽及のものとなつた...
原勝郎 「鎌倉時代の布教と當時の交通」
...雷が鳴ったって離れやしないんだから……それに...
久生十蘭 「金狼」
...こうして恋女房を得たのだから早速そこを引き揚げて根岸の御院殿跡にあった村岡という人の離れ屋を借り...
牧野富太郎 「植物記」
...春あさい桜の並木がすこし離れて見ると何処かにあからみを持つて来ました...
室生犀星 「ザボンの実る木のもとに」
...住居も二町ばかりしか離れていないで...
山本周五郎 「柳橋物語」
...みな軒(のき)のかけ離れた隠密屋敷...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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