...又或雌の小説家などはテエブルの上に立ち上つたなり...
芥川龍之介 「河童」
...けれどももうその時には雌の河童はにやにやしながら...
芥川龍之介 「河童」
...……しかし七年前(まえ)の戦争などはたしかにある雌(めす)の河童のために始まったものに違いありません...
芥川龍之介 「河童」
...雌で、子供を二匹連れていた...
石川欣一 「可愛い山」
...雌蕋のある花は暫く咲いただけで萎んで了ふ...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...それは雌蕋の花には直ぐに出来る...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...雌蕋の花に逢ひに水面へ上つて行くのだ...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...雌伏(しふく)の時代があったではないか」サイゴン港虎船長の説得が...
海野十三 「火薬船」
...」徳富氏は雌鶏(めんどり)の羽(は)がひ下(した)に卵を一つ見つけた折のやうに声をはづませた...
薄田泣菫 「茶話」
...それゆえ一朝事情が変ずれば勿ち雌伏したものは雄飛し...
辻潤 「錯覚自我説」
...「三毛」はいろいろの点において「玉」とはまさに対蹠的(たいせきてき)の性質をもった雌猫であった...
寺田寅彦 「備忘録」
...隣の息子(むすこ)が雌を連れて来て...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...「雌蝶(めちょう)も雄蝶(おちょう)もあったもんじゃないのよ貴方(あなた)...
夏目漱石 「道草」
...締めたのは俺じゃねえ」「はてね」「雌の方を知ってるかい...
野村胡堂 「大江戸黄金狂」
...この「水だま」の下方の花弁は櫓船(ガレー)の衝角のやうに癒著して雄蕊雌蕊を密封してゐる...
牧野信一 「卓上演説」
...すなわち雄蕊から出る花粉を雌蕊の柱頭へ着けてやらんとの希望の現われである...
牧野富太郎 「植物記」
...白い雌鷄に比してどこやら形が武骨であつた...
水野仙子 「白い雌鷄の行方」
...まるでさかりのついた雌犬のようだぞ」「あたしおちついてますよ...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
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