「雅味」の意味
上品で優雅な味わい
「雅味」の例文(場面別)
- 飲食店のメニュー説明当店の抹茶デザートは、ほのかな苦みと甘みが調和した雅味のある仕上がりです。
- 日本酒の鑑定評この大吟醸は華やかな香りとともに、奥深い雅味が感じられる逸品です。
- 和菓子の商品紹介桜の季節限定の練り切りは、見た目の美しさだけでなく雅味のある餡が特徴です。
- 旅館の食事評朝食の湯葉のお吸い物に、京料理ならではの雅味が凝縮されていました。
小説での「雅味」の使い方
...「この料理の雅味は、素材の美味しさが引き立っている...
...「日本酒の味わいには、深い雅味がある...
...「この写真には、古き良き時代の雅味が感じられる...
...「彼女の服装には、上品な雅味があふれている...
...「茶道の世界には、雅味が豊かな作法が多い...
...素人のする漫談を痛罵して「結び目なき話の尻は走ったままの電車であり、幕の閉まりそこねた芝居でもある」と云い、日本の近代洋画を談じては「どうやら手数を省いて急激に人の眼と神経をなぐりつけようとする傾向の画風と手法が発達しつつあり」と云い、立秋奈良風景を描いては猿沢池から春日へ爪先あがりのかんかん照りの坂道を「丁度張物板を西日に向って立てかけてあるのと同じ角度に於て太陽に向って居る」と云い、又尖端的な世界にあっては清潔第一、垢が禁物であることを論じては「それは手術室の如く埃と黴菌を絶滅し、エナメルを塗り立てて、渋味、雅味、垢、古色、仙骨をアルコオルで洗い清め、常に鋭く光沢を保たしめねばならない...
石井柏亭 「大切な雰囲気」
...名は何にても好しと云はば、それまでなるが、『危險物入箱』といふよりも、『公徳箱』と云ふ方が、氣が利きて、雅味あり、教訓の意もこもれり...
大町桂月 「白河の關」
...雅味のあるものにしてしまわなければ承知しない...
谷崎潤一郎 「陰翳礼讃」
...雅味のないものにされてしまっているが...
谷崎潤一郎 「陰翳礼讃」
...風味(或は雅味)といふ言葉は日本的日本語だ...
種田山頭火 「一草庵日記」
...麻布(あざぶ)の聯隊(れんたい)のなかは雅味で鼻がつかえるだろう...
夏目漱石 「草枕」
...試験官に雅味のある奴がいないせいだな」「もう何遍落第したかね...
夏目漱石 「虞美人草」
...例へばその著作一巻に依つて纏めて通読する時には一層の雅味を得らるゝであらうと想像された...
牧野信一 「月評」
...往年の無用の用ある風雅味などは見るべくもないが...
正岡容 「我が圓朝研究」
...俳句の滑稽はその間に雅味(がみ)あるを要す...
正岡子規 「俳諧大要」
...あるいは瓦鉢(かわらばち)あるいは摺鉢(すりばち)その他古桶などを利用致したるも雅味深かるべく候...
正岡子規 「病牀六尺」
...雅味のある箱に入れて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...建物も普通の形式離れのした雅味のある家なのである...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...色も図柄も雅味に富んでいた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...かえって少し若く見え雅味があるようにも思われた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...雅味ある松があった...
山本周五郎 「青べか日記」
...何ともいえない雅味のある小皿ものであった...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...雅味のある書體だつた...
吉川英治 「折々の記」
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