...ある場所では五フィートずつの間隔を保って(十五フィート以上間をおくことは決してない)道路を密に辺取(へりど)っている有様は...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...この村から十里許り隔つた或村に同じ疫(やまひ)が猖獗を極めた時...
石川啄木 「赤痢」
...半町程隔たった、やっぱり野中の一軒家が、このアトリエの家主と聞いて、二人はそこを訪ねた...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...二間ばかり隔てた向う側にあの恐ろしい音を立てる閂様の白く磨ぎ澄まされた大きな鉄の錠を鼻にして...
大杉栄 「獄中記」
...彼等は五十里も隔たった修道院に参詣に出掛けるのであった...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「頸の上のアンナ」
...隔日『左伝』『八家』会読(かいどく)...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...喧ましい鹿(か)の股川を隔てゝ鼻を突き合ふやうな雜木山に向つて耐屈でしやうも無かつた...
長塚節 「竹の里人〔一〕」
...只(たゞ)遙(はるか)に隔(へだ)つた村落(むら)の木立(こだち)の梢(こずゑ)から騰(のぼ)る炊煙(すゐえん)が冴(さ)えた冷(つめ)たい空(そら)に吸(す)ひこまれて居(ゐ)るのみで...
長塚節 「土」
...アリューシャン群島の先端にあるこの孤島に、夜間着陸装置の完備されているのにも、隔世の感が深い...
中谷宇吉郎 「アラスカ通信」
...そうしてことさらに余を待ち遠しがらせるごとく疎(まば)らな間隔を取って...
夏目漱石 「思い出す事など」
...廊下を隔(へだ)てた納戸の二階を指さしました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...享禄二年は永正三年を隔つること二十三年であるから...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...雲のゐる峰のかけぢを秋霧のいとど隔つる頃(ころ)にもあるかなそのあとで歎息(たんそく)するらしい息づかいの聞こえるのも非常に哀れであった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...ただ今のようなふうに何かを隔てたままでも...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...主従とはいえ隔てのない友情を持ち合ったあの右近(うこん)のこともおりおりは思い出される浮舟であった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...けれども癖づいたこれらの薬品と隔れることができなかつた...
室生犀星 「故郷を辞す」
...ちょうど横隔膜のところで真二つにさせたので...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...発着所の桟橋(さんばし)と道を隔てたところに建ってい...
山本周五郎 「青べか物語」
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