「険し」の意味
危険で困難な様子
小説での「険し」の使い方
...険しい顔の骨を包んで...
芥川龍之介 「酒虫」
...また険しい色をひらめかせた...
芥川龍之介 「偸盗」
...険しく一同の後ろから...
芥川龍之介 「偸盗」
...悒鬱(ゆううつ)な険しい色を引きしめた口のあたりにみなぎらした...
有島武郎 「或る女」
...少し怪訝(けげん)そうに葉子のいつになくそわそわした様子を見守る青年をそこに捨ておいたまま葉子は険しく細い階子段(はしごだん)を降りた...
有島武郎 「或る女」
...が険しくて隙取(ひまど)れ...
鵜殿正雄 「穂高岳槍ヶ岳縦走記」
...しかし皆何故水から引き上げられた犬みたいに険しい惨(みじ)めな眼付をしているのだろう...
梅崎春生 「蜆」
...今までにない険しい目をして...
海野十三 「千年後の世界」
...」蝸牛は険しい顔をしました...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...」夫人は険しい目附をして夫を見た...
薄田泣菫 「茶話」
...其処は険しい切り断った瓶の底のような壑の底で...
田中貢太郎 「陳宝祠」
...一層その相を険しくしている...
谷崎潤一郎 「蘿洞先生」
...だんだん山が険しくなって...
寺田寅彦 「旅日記から(明治四十二年)」
...僕は少し険しい声で訊ねてみました...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「土色の顔」
...葉子の充(み)ち足りない気分がまたしても険しくなって来た...
徳田秋声 「仮装人物」
...騒々しい険しい表情の中国は...
豊島与志雄 「秦の憂愁」
...人気の険しさに胆(きも)を冷し随分難渋のやうに見受けられ笑止に存候」駒井能登守には奥方があるのでした...
中里介山 「大菩薩峠」
...急に険しい顔つきになって...
久生十蘭 「金狼」
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